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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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農業国へ

2006.10.17

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 あらら、今週涼しくなるという天気予報だったのに、どうにも暑く感じるのであるが、どういうわけ? 10月も半ばを折り返しているのに、昼はまだ半袖だ。まあ、こういう気候が一年中続けばいいのだが。湿気が少なくて年中春。どうせ異常気象なら、そんなカリフォルニアみたいな気候になればいいのに日本も。
寿司屋では最近、マグロの話ばかり聞く。どうにもマグロが高くて、さらに高くなると言う。日本はマグロを乱獲しすぎて世界から消費量を半分にしろと迫られているらしい。中国の好景気、欧米の日本食ブーム、BSEや鳥インフルエンザからとにかく魚食が世界的にブーム。そんな中、日本の食卓からマグロが消える日も近いかも知れない。
好きだけど、なければないでそんなに困らないのが自分のマグロ観。でもマグロを職にしている人々もいる。
これは異常気象とも多少は関連するのかも知れないが、やはり経済人口増の影響だ。今後、さらに中国が発展し、インドがそれに続き、ブラジル、ロシアも同じようになれば、世界中の贅沢品が足らなくなる。三大珍味はもちろん、高級ワインなども供給できなくなる。投機のチャンスかも。ロバート・モンダビみたく。
これまで日本は工業製品で頑張ってきたが、今後、世界の富裕層向けにこうした農業製品を頑張ればいいのではないかと思う。人口も減るので土地も余ってくるだろう。
日本にもフランスみたいなAOC(原産地統制)の動きがあるが、その整備をさらにちゃんとすればとてもいい産品を作れると思うのだ。
ゆるやかな農業国化。自分が政治家ならそんなことを提案したいな。でもそんなんじゃあ、絶対当選しないと思うけど。

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