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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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予約の取れないお店

2007.09.28

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 明石の鯛一切れ、蒸しアワビ2.5切れ、カツオ小3切れ、マグロ中落ち部焼き2切れ、ウニとイクラの小鉢少々、赤身3cm四方1切れ。これがつまみ。
お寿司はマグロのグラデーションから。赤身を1カン、中トロ2カン、やや大トロ2カン。そしてシンコ2枚付け1カン、イカ1カン、トリ貝1カン、ヅケ1カン、はまぐり小3こ付け1カン、穴子1カン、かんぴょう巻1ピース。
ビール小瓶1本に、日本酒3合ほど。以上、これが昨夜の夕食である。
こう書くとたいしたことないように思うのだけど、結構カウンターでは感情を揺さぶられっぱなし。特にやや大トロは熟成されて腐る寸前という、ものの見事なものであった。
しかしぼくの中でのピカイチはヅケ。カツオの風味の聞いた醤油につけた赤身は後を引くうまさ。甲乙つけたいところではまぐり。これまでで一番美味しいはまぐりだった。
スタイリストのマスダテが2ヶ月前から予約した上野毛の寿司店「あら輝」である。
以前から評判なのは知っていたが、テレビや雑誌でよくとりあげられるものだからもうまったく予約が取れないらしい。2ヶ月先の夕食を予約するというのもどうかと思うが、マスダテたっての希望である。彼は東京中の寿司屋の名店をめぐる旅を始めたばかり。下北沢の小笹寿司には振られっぱなしで、それなら確実に予約の取れるこの名店からの旅立ちになった。
本人も想像以上に良かったようで大満足していた。
ぼくもまた行きたいと思ったが、2ヶ月先の予約するというのもどうかと思う。家が近くならいいのだが。
しかし無粋な話だが、この店の売上、想像するだけでもくらくらする。税務署とかもマークしているのかなあ。


追記:そういえばつまみにゲソがあった。それと苦うるか。これがもう苦くて旨くて絶品。握りも車エビがありました。上の文に加えといてください。

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