HOME  >  BLOG

Creator Blog

蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

Blog Menu

アウトレット

2008.03.25

このエントリーをはてなブックマークに追加

 通り魔事件。警察が悪者にされている。確かに落ち度はあったかも。しかし集団ヒステリーのように一方的に警察を責めるのも気の毒に思う。なんとかに刃物。未然に防ぐのは大変だ。遺族の気持ちや犠牲になった方からするともちろん警察なんとかしろであるが、外野は少し冷静になったほうがいいと思うのはぼくだけだろうか。しかし警備するなら無線ぐらい持てよといいたくもなるが。

さて、本日御殿場プレミアムアウトレットが規模拡大、つまり店舗が増えるらしい。〈クロエ〉なんてブランドも入るわけだから、今週末クルマ持ちの君たちはガールフレンドに連れて行けなんて追い込まれるわけだ。ご愁傷さまです。
そのアウトレットだが、マークダウンされた商品だけが売られていると思っているのはウブの極みである。すでにどのベンダーもアウトレット用に企画開発生産された製品を投入しているというのは公然ワイセツ、ではなかった公然の事実である。
それにしてもいまのアウトレットの隆盛を考えると本当に日本はアメリカの10年、15年後を追いかけているのだなあと実感する。アメリカでアウトレットが一気に拡大したのは90年代。ちょうどその頃、ボストンに居て日本から来る友人たちをメイン州やニューヨークのアップステートまで連れて行ったものだ。その増殖ぶりは雨後の竹の子筍状態。行くたびに建築作業が続けられていて、新しいお店が増えていたものだ。
当時はアウトレットの「ア」の字も日本ではポピュラーではなく、いわゆる「かつぎ屋商売」、つまりアメリカのアウトレット商品を店舗で買い付けてそれを日本国内で売るという商売が一部で盛んだった。本当にプリミティブな商売の原点である。
渋カジがピークを過ぎ、それでもアメリカカジュアルテイストが幅を利かせていた頃だ。そういえばなんとなくいまのトレンドとも雰囲気が似ているような気がする。
アメカジとアウトレットに相関関係はないと思うが、なんとなくこのニュースを聞いて、当時の事を少し思い出してしまった。あの頃もアメリカはイラクと戦争していたし。歴史は繰り返す。

昨日、とても良い出来事があった。今日の天気のように気持ちも春爛漫だ。一年中が春であればいいのにと先日書いたが、一年中こんな気持ちで居られたらなあと思う。中目黒オフィス、通称ライノ2からは、目黒川沿いの桜は5〜6部咲きとの情報が寄せられた。週末は花見、といきたいが様々なレセプションパーティの招待も受けているし。どうしよう。気持ち的にはすべてぶっちぎって夜桜見物なのだが。

Comments: 3

いつも拝見しております。
一つだけ、ツッコミを・・・

雨後の竹の子→×、
雨後の筍→○

老婆心ながら・・・(笑)

それはそれは。ご指摘ありがとうです。
修正しました。
今後もこんな風に温かい目で見守ってください。

>歴史は繰り返す

つくづくそう思います
それに気づいてない
だから繰り返すのかな..
怨みというものはそう簡単には消えません


>日本はアメリカの10年、15年後を追いかけているのだなあと実感する

本当にそう感じます。
最近隣国に行って参りましたが日本の10年前15年前を見てるようでした。
政治経済はともかく、ファッションや慣習、習俗など。
同じ道を通らないでほしいと願うのは私だけでしょうか..

※コメントは承認されるまで公開されません。