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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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魔法の水着

2008.06.09

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 スポーツイベントが花盛りってちょっと嬉しい。自分も週末土曜日は久々にゴルフへ。梅雨の合間の好天に恵まれ、ものすごい日焼けをしてしまった。油断だった。夜、近所の寿司屋で反省会の後、早々に切り上げサッカー日本代表戦。ストレスのたまる試合だった。その後、ユーロの開幕戦も勢いで、と思ったが、重いまぶたに耐えきれず、そのまま撃沈。

一転、日曜日の東京は一日中どんより。
最近、和製ミステリを集中的に読んでおり、さらに“読んで泣きたい”モード突入のため新旧作品を取りそろえ、文字通り一日中読んでいた。最近は目が疲れるので長編は一日2冊が限度。
残念ながら作品に恵まれず泣けなかったが、夜お風呂で点けたテレビを見てびっくり。全然知らない間に秋葉原で大事件が起こっていた。
社会が生んだ怪物である。
また同じような事件が起こらないことを祈る。

その後のスポーツニュースで北島康介選手が200m平泳ぎで世界新記録を出したことを確認。やはりスピードの水着の効果はすごい。
明日あたり日本のスポーツ3社が、オリンピック水泳代表の使用水着に関して発表をするが、どうもスピード容認の方向らしい。まあ、これは仕方がない。
長期的なマーケティングに照らし合わせてもそっちのほうが得だ。
自社の水着で勝てなかった時のマスコミの逆宣伝を考えると、容認やむなし。
さらに仮にスピード製の水着で日本選手が好記録を連発すれば、日本水泳界にとって好影響だ。フィギュアスケートではないが、競技を行いたい子供達の底辺が広がり、それがマーケットの拡大という好結果を生む。
長期的な観点からするとここは肉を切らせて骨を断つ先方が得策だ。
成熟したマーケットはシェアの取り合いではなく、競合者同士が協力してマーケットを広げるアイデアを出さないとじり貧になるのはマーケティングの常識。
でもあのスピードの水着。ものすごい宣伝効果なんだけど、シロートにはオーバースペックというか、いろんな意味で着られないシロモノ。簡易版つーか、廉価版のようなもの売るのだろうか。ジムで健康のため泳ぐような人は、泳ぐ早さを競っているわけではないからなあ。

Comment: 1

スピード社の水着、専業メーカーはやはり違うようですね。
自分も服を買う際、SPAのなんでもあります的なモノは避けて買う事が増えました。

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