アングラ - 代官山通信（蔡 俊行）

　先週末、とてもアングラな場所に潜入した。深夜3時頃バーで飲んでいたら盛り上がって、その道の先輩にリードされて連れていかれたわけだが、人間の根源的な欲望渦巻くその場所で湯あたりならぬ、場あたりしてぐったり。夜が明けて外に出てみるとクラブ帰りの若い男女がまるでゾンビのようにふらふら歩いていた。どうもその対照に脳がついて行けず、そそくさとタクシーに乗って退散。家にたどり着いても眠りが浅く、どうにもけだるい。午後に行った国立の足もみの痛さでやっと現実に引き戻されて、夜は9時半に就寝。まるでじいさんだ。

　そして日曜。週末の穢れを落とすために暑い中、砧公園まで行って汗をかいた。途中通った馬事公苑は夏祭りの真っ最中。そういえば数年前までは毎年、芝生に寝そべって中途半端なライブやらお笑いやらを楽しんでいた。ミニ夏フェス。それがいまではネコまたぎ状態。それはそれ、まあ人間にはいろんな事情ってもんがあるんです。

　twitterのTL上では馬事公苑についてのツイートが散見されたのでたぶん多くの知り合いがあの場にいたのだと思う。正門の前をびしゃびしゃ汗まみれで走り抜けていったまぬけ面を見られたかも知れない。まあどうでもいいけど。

　ところで。最近の映画って中学生の女の子と観られるような作品が少ない気がする。邦画以外でそれなりに大人の鑑賞に堪えられるような映画。探せばたぶんあると思うんだけど、圧倒的に若い男性が好むような作品群に偏っている気がするのだが。どうなんだろう。ちなみに中学生の女の子はGFではなくて娘です。

　そういうい意味では、トイ・ストーリー3は最高。ちなみに個人的生涯ベストいくつの中に３を入れました。