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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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バカにバカ言って何が悪い

2011.09.16

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 子供は残酷だ。バカにバカって言って何が悪い、などと開き直る。バカのところをブス、デブ、ちびとか言い替えても同じ。しかし言葉は悪いけれど本質は外れていない。事実である。オトナになると分別がついてくるので、そういうストレートな表現は避けるが、大人になりきれないのが日本の政治家。例の死の町発言である。

 しかしこれは事実を言い表している。もう人は住めないのだから比喩的にそういう表現はありだと思う。しかしあくまで遠い国の話であったり、時間が経過した頃に言うという条件付きのことであり、見識を持って無ければならない大人の男性が公共の場で発言することではない。オフレコとか記者懇談といっても複数の人数が集まっている限り、公共の場というのが世間の認識だ。

「放射能をこすりつけるぞ」なんていうのはまるで小学生の悪ふざけとしか思えない。

 昨日までアメリカへ行っていたのでこのニュースについては詳しく知らなかった。帰りの飛行機で週刊誌を読んで知った。

 しかし一方でこんな幼稚な発言とはいえ、就任してたった8日か9日でやめるべきなのだろうか。どっかの都知事の方がもっと過激な発言をして許されるのはなぜなのか? 

 マスコミは弱いもの、あるいは攻撃しやすい者への一斉攻撃には強く、力のあるもの遠慮しなくてはならない存在への追求が甘い。少なくとも此の大臣は、政治家になったのだから政治家になろうと思った頃のことを思い返し、失言くらいでくらいでなんだくらいのふてぶてしい態度を示して欲しい。少なくとも政治家という職を選んだならそれくらい太い神経は欲しい。

 ただ失言の質が小学生レベルというのはまずかった。もう少し見識のある議論の余地のある失言、政治的なものや思想的なもの、哲学的なものであれば良かったのに。いずれにせよ、日本の政治家のレベルは低い。

 ちょうど911の日にニューヨークにいた。ソーホーのホテルに泊まっていたのだが、南へ5ブロックほど先からは完全に交通規制。クルマは入れないという厳戒態勢。午前中、ずっと式典を見ていたらジェームス・テイラーとポール・サイモンがギター一本で歌っていた。特にジェームス・テイラーのクローズヨアアイズは、式典にふさわしい曲だったと思う。

 午後街へ出かけたら日曜ということもあって、ミッドタウンはものすごい人並み。買い物客と観光客でごった返していた。フィフスアベニューのアバークロンビ&フィッチなんて入場のための行列ができていた。

 ブッシュとオバマも来ていたらしいが、関係者以外の街の人たちは普通に生活している。当たり前といえば当たり前なんだけど。

 あ、すみません。本日より、日記再開です。

Comment: 1

この発言は怒りを通り越して呆れますね

「死の町」「放射能つけてやる」の発言はどういった経緯で出てきたんでしょうか?憶測みたいな事が色々言われてますが発言を切り取って報道する前に、ちゃんと全貌を報道してほしいです

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