ダウンジャケット - 代官山通信（蔡 俊行）

　この正月、持っていたダウンジャケットを息子にあげた。あまり着る機会もない上、彼のほうが必要とされるような環境にいるのであまり後先考えなかった。ところが寒くなるのはそれからだったわけだ。

　いま防寒衣料がほぼない。断捨離ならぬ、昨年同時期の荷物整理のため、ワードローブが底をついた。

　先週末、新宿のビックカメラに所用ででかけた。JRから地下道を抜けてビルの下まで辿り着き、エスカレーターで上に上がる。その時ふと、パタゴニアという文字とセールという文字が目に触れた。そのままエスカレーターで上に登ったのだが、気になったので下に戻った。

　確かにセールをやっている。それも結構な在庫量だ。その中にダウンジャケットがあった。着てみるとサイズぴったり。いいかもと価格を見てみたら３万円台半ば。聞くとそれで30%オフになっているという。時間もあまりなかったので、スルーしたのであるが、帰宅して本国のサイトを見てみた。すると299ドルとある。ついでに日本のサイトを見てみると45000円強だ。

　誰かも指摘していたが、内外価格差がこんなになっているとはあまり意識していなかった。いまの為替レートだととんでもないことになる。

　その後でアメリカやイギリスのアウトドア通販サイトをのぞいたら、海外発送OKというところも結構ある。ちょっと面倒だけど、そっちで買おうかな。