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平野正樹チーフエディター富山出身の33歳。フイナムの2代目編集長。ファッションと仕事と地元が大好き。好物は相変わらずホルモンとモツ、鶏肉、うどん、韓国料理とタイ料理も個人的にブーム。最近は食べ物の話ばっかりしてる。長身で濃顔。

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平野正樹
チーフエディター

富山出身の33歳。フイナムの2代目編集長。ファッションと仕事と地元が大好き。好物は相変わらずホルモンとモツ、鶏肉、うどん、韓国料理とタイ料理も個人的にブーム。最近は食べ物の話ばっかりしてる。長身で濃顔。

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福岡日記(超長文)

2006.06.07

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この日記は本日アップ(6/7)のフイナム「HOTCHIPS!」というコーナーからの続きです。まずはそちらからご覧ください。ちなみに内容は先月、福岡で行われたセレクトショップ“8(エイト)”のレセプションパーティの報告になってます。ではどーぞ!


ことの始まりは同僚のヒデさんが“7(セブン)”の田村さん経由で今回の“8”レセプションをフイナムでなんかできません? って声をかけてきたのがきっかけ。最初、ヒラノはレセプション自体は東京でやるもんだと勘違いしてて、「あーオレも行きたい!」なんて軽〜く言ってて、よくよく話を訊いたら福岡で…ってことだった。でもイベント的に面白そうだったし、なにせ福岡に行ったことがない! そんなこんなで私的な部分もまぜまぜで強引に参加となったのでした。こんな感じで出発前までに、フイナムやらその他の仕事を超特急で無理繰り終わらせてなんとか当日の朝を迎えました。


出発の朝に諸々の準備。前日は取材やら原稿書きで終電で帰宅、疲れて寝ちゃったんです。ちなみに朝ご飯を食べながら、今回の出張はただレポートするだけじゃつまらないので、全部ヒラノ目線で写真を撮って、それを日記形式で書こうと決めました。というわけで、思い立ってすぐ朝食から撮影。準備した荷物も撮影。最後までどのカバンで行こうか迷ったんですが、結局10年選手のポーターのタンカーに。大きさやポケットの数、そのた色々考えてもやっぱり使いやすい。慣れた道具が一番です。


空港でヒデさん(写真右)と田村さん(写真左)と待ち合わせて一緒に行動。今回、東京からの招待組でヒラノが知っている人があまりいなかったので、基本的に2人と行動しました。


福岡まで約1.5時間、空の人。向こうの空港でみなさんとご挨拶。今回の参加メンバーをズラーっと紹介すると。ジョンローレンスサリバンの柳川さん、ダックアンドカバーの高橋さん、アズビーナスの角田さん、カンナビスのバイヤー南さん、チックマンの鈴木さん、スタイリストの城さんとKYUさん、袴田さん、ライターの上野さん、ネペンテスの片庭さん、ワイングマンワッサの有江さん、稲塚さん……とそんなメンバー。漏れてる人がいたらスミマセン。あとDJチームがいたけど、ゴメンなさいちょっとド忘れ。こんな感じの総勢20名で、大名までタクシーで移動。


まずは“8”の店内を見せて貰って商品をチェック。フルネルソン×Leeのペインターとか、欲しいと思ってたものがけっこうあってイイ感じ。いまや地方でもなんでも買えるんだな〜と実感。当たり前ですね。そして驚いたのが“8”と併設したスペースで、大村ファッションデザイン専門学校という地元の服飾系の学校の生徒が作った洋服が、実際に売られていること。最初は展示してあるだけかと思ったら値札が付いててびっくり。中には洋服としてちゃんと魅力的なものもあって、素直にスゲーと関心してしまったのでした。


“8”を後にして、大名にあるショップをブラブラ見つつみんなでお昼ご飯。なんだかんだ行ったのは「一風堂」。東京でも食べれるじゃんと思いつつもかなり美味い。あと店員さんが、ランチだとご飯が付きますよ! 餃子は? ビールは何本? と頼んでもいないのに、ガンガン勧めてくる。このあたりから「お酒」が入ってきて後半は大変なことに……。


イイ感じの満腹感とほろ酔い加減で、レセプション会場へ。明らかに周囲とは違うオーラを発しながら歩く夕方5時からの酔っぱらい集団。その禍々しさと違和感はけっこうなもの。福岡の人達にどう見えてたんでしょう?

今回のレセプションは前述の専門学校も主催者側の立場のようで、“8”のオープニングを祝うだけではなく、東京のゲストと学生や地元のファッション関係者やと交流を深めるのが目的。まずは学生が事前に考えてきた質問にゲストが答えるという、いわゆる「トークショー」からスタートです。


普段、肩で風を切って仕事をしてるゲスト陣ですが、緊張もせずに人前で話ができる人間なんてはっきり言って誰一人としておりまえん。勿論ヒラノも無理! いまだから書きますが、トークショーが始まるまでの待ち時間は、ずーーーーーっと飲んでました。ビール、ワイン、シャンパンなどなど。シャンパンにいたっては、お店に3本(4本だっけかな?)しかないものを、このタイミングですでに飲み干してしまいました。


で、実際のトークショー。顔が真っ赤でビール片手に登場した自分たちを、学生はどう思ったんでしょうか? あと主催者側的にはOKだったの? それだけがかなり心配でしたが、まあやるしかないっしょ! って感じで着席。学生からの質問は、「ファッション業界で苦労したことは?」「自分の個性を出して仕事をするにはどうしたらよい?」といった感じ。自分なりに真剣に答えてきたわけですが、言いたいことがうまく言えずモヤモヤしたまま出番は終了。他のみんなはかなり良いことを言っていて、思わずこっちが聞き入ってしまうくらい。特に印象的だったのはスタイリストの城さんの言葉「60歳になってもスタイリスト城の名前で仕事がしたい」思わず鳥肌! 多分、あの場で一番真剣に話聞いてたのは自分だったんじゃないかと思いますね。トークショー終了後は全員とガッチリ握手。いや〜みんなマジで格好良かった。


その後はいわゆるフリーで、パーティへと相成ったんですが、学生達が自らデザインした名刺を持って「話聞かせてください!」ってドンドン来るんです。学生みんな大マジ。眼がギラギラ(キラキラかも?)してる。特に人気者はジョンローレンスサリバンの柳川さん、スタイリスト城くん、同じくスタイリスト袴田さんあたり。彼らを中心に、人の輪が何重にもできてました。教えを説く宣教師みたい。20歳に満たない子達がこんなに真剣なものかと素直に感心してしまい、酔いも醒めてこっちもマジトークをしてあげました。ヒラノの話きいて1人でも2人でもビッグになったら嬉しいじゃないですか。そんな気持ちで話しました。結局、朝方にようやくホテルに戻って爆睡。次の日は、ヒデさんと一緒に街ブラして、夕方の便で東京へ戻りました。


今回の最大の収穫はファッション最前線で活躍するみんなの本音が聞けたこと。あんな話は酒が入っていたからこそ聞けた内容だし、たとえ東京で一緒に飲みに行ってもあそこまでの本音は絶対に出てこないでしょう。ある意味「福岡マジック」的なミラクルです。もし次回があるなら是非また行きたい! 田村さん、よろしくお願いします。


というわけでオチもないですが、長文に付き合っていただいてありがとうございました。
福岡、マジで最高でしたー!

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