Enchantment of Dr.Martens. Dr.マーチンに惹かれる理由。
2013.08.02
すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。
Photo_Rintaro Ishige(VOL.01,04,05,06,07,08,09,10,12,13) , Yasuyuki Takaki(VOL.02,03),Yozo Yoshino(VOL.11)
Edit_Ryutaro Yanaka
-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?
木村多津也(以下木村/敬称略): 大阪・アメ村に「ナイロン」っていう有名な古着屋さんがあって、その向かいに「コーン」っていう何でも取り扱っている靴屋さんがありまして、16歳のときにそこで買いました。
-どういったきっかけで購入に至ったのか、覚えていますか?
木村: 高校1年生のときから「タイニー」っていうショップでバイトしてまして。そこのオーナーの1人だったミカワさんに可愛がって頂いたんですが、彼が〈Dr.マーチン〉の3ホールのスチールトゥ入りをリーバイス®505に合わせてる姿がスゴくカッコ良くて、真似して買いましたね。
-3ホールのブラックですか?
木村: そうですね。当時、オデコ靴って言ってたんですかね。隣にはヒップホップのショップ、階上には〈ミルクボーイ〉で、階下には〈トランスコンチネンツ〉があってバリバリ売れてて、〈ヴィヴィアンウェストウッド〉なんかも人気で、盛り上がってましたね。
-ファッションがもう少し賑やかで楽しかった時期ですよね。それからは、どういった変遷を?
木村: その後も周囲からの影響で10ホールも8ホールもひと通り買ってきましたが、僕の足って甲が広いので、足が痛くなってしまってあんまり履いていないんですよ。
-周囲の方々は、いかがでしたか?
木村: 結構履いてて、それこそ何を履くか? とか、シューレースの縛り方なんかを語っていましたが、僕は藤原ヒロシさんが大好きだったので、〈コムデギャルソン シャツ〉にヴィンテージのデニム履いて、バッシュを履くような感覚で〈Dr.マーチン〉を履いていました。
-それは意外でした。
木村: 王道の履き方は出来ませんでした、恥ずかしくて。
-こんなに買ってるのに...?
木村: はい。友人がBEAMSで働いてるので、BEAMSの別注は「買う」と決める前から自分の分がキープされていたり、まだまだ沢山あるんですが、なんせ痛かったので...。
-カルチャー的な影響はどうだったんですか? 大阪にはスキンズの方々も多かったですし。
木村: たくさんいましたね。ただ、僕はミカワさんからの影響が大きくて、夜は一緒にゴハン食べに行って、その後バーにも連れて行って貰っては周囲のお洒落な方々から色々な話を聞いて過ごしていたので、意外と無縁でしたね。
-楽しそうですね。
木村: 楽しかったですね、当時まだ高校生だったし、全部奢って貰えましたから。 自分的には周期的に履きたくなって、30歳を過ぎてから、また流れが来て〈Dr.マーチン〉をより好きになりました。それで1997年に発売された『BURST』とか引っ張りだして読んだりもして。
-何かきっかけがあったんですか?
木村: 何でしょうね? ずっとミカワイズムが流れていて、改めて見直したんですかね。
-となると、今もシューレースをギュッと縛ってという王道よりは、バッシュっぽく履く?
木村: そうですね。こんな感じです。
-ちょっと想像していた感じと違いましたけど、コレはコレでアリだと思いますので、ぜひ貫いていってください。
電話:03-5822-6810
www.dr-martens.co.jp/
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