Enchantment of Dr.Martens. Dr.マーチンに惹かれる理由。
2013.08.02

すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。
Photo_Rintaro Ishige(VOL.01,04,05,06,07,08,09,10) , Yasuyuki Takaki(VOL.02,03)
Edit_Ryutaro Yanaka
UNITED ARROWS Buyer/UNITED ARROWS HARAJUKU FOR MEN Director

ANTHONY BROGUE BOOT ¥43,050
-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?
小木 "Poggy" 基史(以下Poggy/敬称略): 高校生のとき、地元の靴流通センターでサイドゴアブーツを買いました。
-それは〈Dr.マーチン〉のサイドゴアブーツを求めてですか? それとも、サイドゴアブーツを探していて出会ったのが〈Dr.マーチン〉ですか?
Poggy: サイドゴアブーツが欲しくて買いに行ったんだと思います。その後、この 「黄色いラベルは何だろう?」って調べて、〈Dr.マーチン〉に詳しい人に聞いて、カルチャー的な側面を学んでいきました。
-そこからは、どういった変遷を辿るのですか?
Poggy: その後、8ホールのブーツを買いました。その頃は、パンクを意識してましたね。
-当時は、どんなスタイルだったのですか?
Poggy: ライダース着て、細めのパンツを穿いていましたね。
-その後、読者の方もご存知の通り、さまざまなスタイルにチャレンジしていく訳ですが、そこに〈Dr.マーチン〉はありました?
Poggy: 一時期全然履かなくなって、『boon(※注かつて祥伝社から発行されていた男性向けストリートファッション誌)』が盛り上がっていたとき、スタッズベルトとかパンクっぽいテイストを取り入れるのが流行って、エナメルの8ホールを買って履いていました。その後は、高級な革靴を勉強していたせいもあって離れていたんですが、3~4年前に再び履きたくなってスチール入りのブーツを買って、自分でトゥのレザーを削って、スチールを出して履いていました。
-あれは、ご自身で削ったんですね。何かからの影響ですか?
Poggy: 知る人ぞ知る裏原宿カルチャーからの影響でした。当時のパンクスやパトリック・コックスのシューズが元ネタだったと思います。
-そんな流れから、ロキャロン社のタータンチェックに切り替えたウィングチップブーツを選ぶことになるわけですが、理由は?
Poggy: 今年の秋冬は、タータンチェックのスーツとか癖のあるブリティッシュな雰囲気のアイテムが、久しぶりに気になっていまして。そういう目線で見ると、ロキャロン社のタータンチェックとかは割りとぴったりで。カジュアルな格好した際にこのブーツを合わせたり、スーツにも合わせて少し大げさな感じで着こなすっていうのも良いかなって。しかも、イギリス製なのが嬉しいですし、レザーの雰囲気も良くなりましたよね。
-ちなみに、これからのシーズンに履き合わせるなら?
Poggy: 今だったら、モノトーンの着こなしにチェックを合わせるのが気分です。春夏は「色を取り入れて」って言われていますが、個人的にはモノトーンが気になっていまして。なので、じつは白の8ホールも気になっています。
-モノトーンが気になっている理由は?
Poggy: ストリート発信で、カジュアルをモノトーンでモードっぽく着こなす感じがカッコ良くて、気になっているんです。今回も〈ネクサスセブン〉のシャツですが、自分の中ではモード感を意識しながら着こなしているつもりです(笑)。そういう風に着こなしていくと、ビッグメゾンのシューズを選ぶのはベタ過ぎますが、〈Dr.マーチン〉はモードにも合うし、トラッドにもストリートにもフィットするので丁度良いんですよね。
-では、次は白の8ホールを履いて登場してください。
電話:03-5822-6810
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