Enchantment of Dr.Martens. Dr.マーチンに惹かれる理由。
2013.08.02

すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。
Photo_Rintaro Ishige(VOL.01,04,05,06,07,08,09,10,12) , Yasuyuki Takaki(VOL.02,03),Yozo Yoshino(VOL.11)
Edit_Ryutaro Yanaka
-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?
馬場圭介(以下馬場/敬称略): いや~覚えてないなぁ...。どこで買ったんだろう? でも、熊本にはなかったと思うんだよ。
-どういったきっかけで購入に至ったのか、覚えていますか?
馬場: 何で知ったんだろう? 26歳くらいのときに初めてロンドンに行ってからかなぁ。
-そのときは既に、ロンドンテイストのスタイルだったんですか?
馬場: そんなこともなくて、わりと流行りモノも着てたね。当時、服を買う店はビームスくらいしかなくて。ユナイテッドアローズもなかったし、ロンドン好きなら赤富士、それかサンタモニカ、ヴォイスくらいだったから。
-今のスタイルが確立されてきたのは?
馬場: ロンドンに行ってからかなぁ。その頃は〈Dr.マーチン〉の8ホールを履いてたね。
-その頃は既に、シューレースもイエローに替えていましたか?
馬場: 替えてた、替えてた。
-ロンドンだと、シューレースの色替えに人種的な意味合いもありますが、意識なさってイエローだったんですか?
馬場: いや別に。オレは好みの色で、バーガンディには黄色が1番合うかなぁって。
-黒のDr.マーチンも履かれますよね?
馬場: そのときのシューレースは、絶対に白だね 。思想的なものは全く関係ないかな。
-それからはコンスタントに買い増していかれるわけですか?
馬場: そうだね。77年製の〈Dr.マーチン〉も持ってたんだけど、店に置いてたらJONIOが買ってったんだよね。それはスチールトゥで、コバにステッチがなくて、すごくカッコ良かったんだけど、ちょっとサイズが小さくて、痛くて履けなかったから。 それと歳取ると、なかなか体力が要る靴なので、昔程は履かなくなってきたかな。あと追い打ちをかけるようにイングランド製がなくなったりしたのもあったから。
-では、最近までは買っていなかったわけですね。
馬場: イングランド製がなくなるってときに、ブランドにお願いして、残っていた黒とバーガンディを買わせて貰って、それは履かずに取って置いてたね。
-イングランド製が復活したのを機に、また買うようになったわけですか?
馬場: そうだね。イングランド製じゃなくなったときは、シルエットが変わっちゃって「もう履けねぇぞ」ってなってたから。
-馬場さんの人生の中で1番履いている靴ですか?
馬場: 〈ローク〉とかも履いたけど、やっぱり1番履いてるのは〈Dr.マーチン〉かなぁ。
-馬場さんにとって〈Dr.マーチン〉の魅力とは、何ですか?
馬場:
やっぱスキンヘッズでしょ。自分も坊主だったから「それならコッチでしょ」って。〈フレッドペリー〉のポロシャツか、〈ベンシャーマン〉のシャツに、細身のデニムで〈Dr.マーチン〉履いて、上着着るならMA-1。
履き始めは履きにくい靴だけど、馴染ませて自分なりの履き皺がついてくるとカッコ良いよね。
-ブーツ以外の短靴には興味はなかったんですか?
馬場: 短靴の〈Dr.マーチン〉は履かないね。昔は飲み行くときも〈Dr.マーチン〉履いてたから、帰りが大変だったけど、それでもきちんと結んでたからね。人より少し早めに席を立って。
-それはスゴいですね。イングランド製も復活したので、これからも是非コンスタントに履いてください。脱ぎ履きはちょっと大変ですけど。
電話:03-5822-6810
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