Enchantment of Dr.Martens. Dr.マーチンに惹かれる理由。
2013.08.02

すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。
Photo_Rintaro Ishige(VOL.01) , Yasuyuki Takaki(VOL.02,03)
Edit_Ryutaro Yanaka
-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?
渡辺俊美(以下渡辺/敬称略): 18歳のときに買いました。
-買うことになったきっかけを教えてください。
渡辺: 当時シャッフル(SHUFFLE)っていうスキンズのバンドだったり、海外だったらパンクのフォースキンズ(4 SKINS)がすごく好きで、やっぱり音楽からの影響が大きいですね。あとはポール・シムノン(Paul Simonon)[ ※編集部注:ザ・クラッシュ(The Clash)のベーシスト] が履いているのを見たりして、〈Dr.マーチン〉を買って「白紐」に替えたり...。ただ、後々その「白紐」っていうのが、色々な意味を持っているのを知りました。
-ちょっと政治的な側面がありますからね。
渡辺: その後、オデコ靴が流行って、スチール入りのブーツを買いました。あとはBEAMSで買ったりもしましたね、当時BEAMSに〈Dr.マーチン〉が売っているというのがとにかく新鮮で。あと思い出は、25歳の頃、今のさまぁ~ずさんのスタイリストが知り合いで、彼らに会った際に〈Dr.マーチン〉をプレゼントしました。
-なんだか不思議なエピソードですね。
渡辺: 当時まだバカルディで、「彼らをお洒落にしたい」との相談を受けたので、「オレが〈Dr.マーチン〉をプレゼントするよ」って。
-当時の俊美さんのスタイルは、どういった感じだったのですか?
渡辺: MA-1に合わせたり、ジーンズとGジャンで。今と変わらないんですけど、僕の場合はもろスキンズが好きな訳ではないので、ファッション的にスキンズだったりモッズだったりのテイストを取り入れたりしていました。買っては、つま先が反るように形付けしたりもしました。でも、ずっと〈Dr.マーチン〉は好きですね。
-あるときを境に生産国が変わりましたが、その影響はありましたか?
渡辺: 最初は抵抗があって、30歳を過ぎてからはあまり履かなくなっていましたが、40歳になってTHE ZOOT16とかをスタートさせたのを機に「やっぱ男はマーチンだべ」って、黒とチェリーを買い直しました。こういう男らしさというか、アメリカのデニムのように労働者階級の人たちにも愛されるアイテムをどう自分なりに履きこなすか、そういうことに興味があるんです。
-カッコ良いですよね。
渡辺: 希望を言うなら、最近はシェイプが細くなってきてるので、昔に戻すではないですが、丸みのあるポコッとシルエットのモデルが増えたら嬉しいですね。それと、もしグレーとブラックコンビのサドルシューズが作れたりしたら欲しいですね。
-今回もありがとうございました。
電話:03-5822-6810
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