期待できる朝まずめ。最初に釣るのは誰!?



「広っ!」。沖に出てみると改めて実感する琵琶湖の広大さ。それに加えてきれいな朝焼けも昇っている最高の船出です。こんな驚きと感動を味わえるのは琵琶湖ならではなんじゃないでしょうか。海のようだけど、海じゃない。遠くの水平線も、海とは違って見えました。琵琶湖は、琵琶湖大橋を境に北湖と南湖に分けられていますが、実際のところ北湖が大半を占めています。北湖は広すぎるゆえ、GPSがないと遭難する恐れもあるらしいです。そしてスポットも無数にあるので、熟知している人と一緒じゃないと攻略するのは難しそう。時速100キロ近くも出るバスボートで湖上を爽快に駆け抜け、最初のスポットに到着です。
長谷川:このワンド(湖底が入り江状に深くえぐられている状態)はいまの時期なら、産卵前後の回復したバスがいるので、早速やってみましょう。
各々ガイドとともに準備開始。するとすぐに、「一投目! 一投目で!!」と叫び声が。その声の正体は平本さん。なんと一投目で立派なバスをキャッチ!

島後:一投目はワームを投げようと思ったけど、フィーディング(小魚を追って捕食すること)しているバスがいると思って、ビッグクランクを早巻きしてもらいました。
平本:琵琶湖で使いたかった〈KVD〉のマグナムクランクを何個も買って、フックも全部変えて準備をしてきたんですよ。その気合いがバスに伝わったのか、ファーストキャストでゴリ巻きをしていると急に重くなって、釣れたのは、まるまる太った52.5cm!
まだ誰も投げてもいない状態でしたが、全員が「もしや、今日は!?」と感じた幸先のいいスタートです! しばらくすると長谷川さんも……!





気づけば5時間が経過。幸先の良いスタートを切ったものの、その後が続かず移動することに。TEAM DAIWAのみなさんが話し合い、次に向かったのは沖の白石。水面から20メートルほど岩が突き出した琵琶湖の名所です。いまの時期は、小さいかもしれないけれどバスが釣りやすい場所とのこと。大きさよりもまず一匹、という僕らの思いを汲み取りつつ、観光がてら寄ってくれたそうです。昼から雨予報でしたが、降る気配はなし。気持ちいい天気のもと、再びキャスト!