05:STONE ISLAND SHADOW PROJECT_SLIP-ON MID 素材や色の切り替えに注目。
ー 最後は〈ストーンアイランド シャドープロジェクト〉の「スリップオン ミッド」。これはどういったシューズですか?

杉浦:〈ストーンアイランド シャドープロジェクト〉は、〈アクロニウム〉がデザインを手掛けるスペシャルラインです。このスニーカーは3年ほど前に発売されたもの。ハイカットのスリッポンスニーカーは珍しいなと思って購入しました。
ー 素材や色の切り替えがユニークですね。


杉浦:パイソンの型押し、カウレザー、スウェードなど様々な素材がミックスされていたり、カラーがブラックとホワイトの切り替えになっていたり。ソールやヒールにグラフィックがあしらわれているなど、シンプルながらも凝ったつくりになっています。
オールブラックのスニーカーに惹かれるワケ。

ー 杉浦さんのセレクトをひと通り見渡すと、オールブラックのスニーカーばかりですね。
杉浦:黒いスニーカーだけで100足以上買ってきたと思います。靴だけでなく服も黒ばかりです。でも、〈ストーンアイランド〉で仕事をするようになってからは、色がある服や靴もいいなと思うようになりました。
ー 黒が好きなスニーカー好きは珍しいかも知れません。そこまで黒を偏愛する理由は?
杉浦:高校を卒業して文化服装学院に通っていた頃、モード系のファッションにハマったことを機に、黒い服や靴が好きになりました。黒はどんなオケージョンでも対応できる汎用性の高さが魅力。また、ひと口に黒と言ってもその表情は様々で、シルエットや素材によって雰囲気はガラリと変わります。
ー たしかに、今回挙げていただいたスニーカーも、同じ黒でも受ける印象はそれぞれ違いますね。さて、話は尽きませんが、そろそろお友達を……。
杉浦:「HAVEN」のバイヤー、ローラン・ポゾさんを紹介します。彼のインスタグラムはスニーカーの投稿ばかり。きっと面白いスニーカーを紹介してくれると思いますよ。
ー それは楽しみです。今日はありがとうございました!
PROFILE
1989年生まれ。文化服装学院卒業後、「ミスターハリウッド」やトロントのスニーカーショップ「カプセル」のスタッフなどを経て、2019年より〈ストーンアイランド〉のPR/コミュニケーションを担当。