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FEATURE
作家としてあるべき姿とは?FACEと語るアートにまつわるエトセトラ。
MONTHLY NISHIMOTO IS THE MOUTH vol.05

作家としてあるべき姿とは?
FACEと語るアートにまつわるエトセトラ。

〈NISHIMOTO IS THE MOUTH〉を主宰する西本克利による連載企画。今回のゲストは、コミカルかつシニカルな表現をおこなうアーティストのFACEさん。現在のアートシーンにまつわる話や、作家としてのあるべき姿についてふたりで自由に語ってもらいました。

PROFILE

西本克利 / NISHIMOTO IS THE MOUTH

1979年生まれ、埼玉県出身。2020年に某ドメスティックブランドを退社。その後、カルトクラブ「NISHIMOTO IS THE MOUTH」を立ち上げ、主にグッズを製作し販売している。

PROFILE

FACE / アーティスト

台湾人の父と日本人の母を持つ、東京生まれのアーティスト/イラストレーター。 アパレル、広告、雑誌を中心に国内外問わずグローバルなアーティストとして活動の幅を広げている。 これまでにHUMAN MADE®︎、adidas、Better、SNEEZE magazine、Richardson magazine、 ISETAN、BEAMS、Foot Patrol、Disney、GOODHOODなどへ作品を提供。

アーティストの部屋になにが置いてあるかが気になる。

ー おふたりが知り合ったのはいつ頃なんですか?

西本:5年くらい前ですかね?

FACE:たぶんそのくらいですね。最初はSHINKNOWSUKEくん(アーティスト / グラフィックデザイナー)に紹介してもらったんですよ。なんかのイベントのときだったと思うんですけど。

西本:そうですよね。知り合う前から一方的にFACEくんのことは知ってて。「ミンナノ」のゴローさんに「こういう人がいる」っていうのは教えてもらってたんですけど、その後にSHINKNOWSUKEくんに紹介してもらうことになって。それからちょこちょこ街で会うようになったんですよ。

FACE:最初はすごい人を紹介されたなって思いましたけどね(笑)。だけど、西本さんってすごく優しいし人当たりがいいんです。その見た目とのギャップにやられてしまいましたね。後日、〈VISVIM〉のショップへ行ったらぼくのことを覚えててくれて。それがすごくうれしかったんですよ。

ー そうして徐々に会う中でお互いの距離感が縮まっていったんですか?

西本:距離が縮まったのは最近ですね。去年、FACEくんがやっていた個展を見に行ったのをきっかけに。

FACE:原宿にある「Gallery Target」で個展をやったときに西本さんがいらして。そのときにたくさん話したんです。

ー おふたりの共通の話題は何なんですか?

西本:アート関連の話が多いですね。この前もニューヨークのダン・コーレンとか、ライアン・マッギンレーとか、ぼくが見ていたアーティストの話でFACEくんと盛り上がって。あとは、ウィアード・デイブとか。

FACE:ちょうどそこの壁にもエド・デイヴィスの作品を飾ってて。

西本:〈BRAIN DEAD〉のグラフィックデザイナーですよね。

FACE:そこらへんはウィアード・デイブも絡んでますよね。

西本:ウィアード・デイブ、大好きなんですよ。

FACE:西本さんのオフィスって、壁一面にポスターやフライヤー、写真、フィギアが飾ってあって。ウィアード・デイブの影響をモロに感じましたよ。

西本:そうなんですよ。すごくいいアーティストで。ニューヨークのその辺りのカルチャーにいる人たちがすごくかっこいいんですよね。〈Supreme〉とかも含めて。FACEくんの作品を眺めていても、そうしたアート界隈のカルチャーからの影響をすごく感じますね。見てきたものが近いというか。

FACE:ぼくの奥さんが年上で、西本さんと歳が近いんです。彼女もそういったカルチャーが好きで、ぼくの知らない話とかを知っていたりして、いろいろ教えてくれるんです。

西本:へぇ~! めちゃくちゃいい奥さんですね。

FACE:ぼくよりも変わった趣味を持っているというか、めちゃくちゃハードコアなんです(笑)。すごく詳しくて、勉強になりますね。

ー そうしたアートカルチャーは、どういったきっかけで入っていくんですか? ファッション? それとも音楽?

西本:ぼくは音楽が大きいかもですね。あとはサブカルも好きだから、おのずとそういう知識が蓄えられていくというのもありますし。もちろんファッションの影響もありますし。

FACE:ぼくは単純に見た目から入ることが多くて。やっぱり絵をずっと描いているから、音楽とかもジャケ買いみたいな感じで、ヴィジュアルが先に気になることが多いですね。

西本:なるほど、おもしろいですね。

FACE:アートの影響はすごく大きくて。極端な例ですけど、音楽が好きな人ってカート・コバーンの格好を真似たりするじゃないですか。だけど、ぼくの場合は雑誌の『relax』に出ているニューヨークのスタジオにいる人の格好を真似する、みたいな(笑)。

西本:あぁ~! なんとなくわかります、その感じ(笑)。『STUDIO VOICE』とかも、アート特集でアーティストの部屋やアトリエでインタビューするじゃないですか。それでインタビュー内容よりも、その部屋になにが置いてあるかのほうが気になったりしますよね。どんな作品が飾ってあるかとか、どんな本が置いてあるかとか。

FACE:そうそう! 写真をとにかく詳細に眺めてましたね(笑)。

西本:当時の『relax』とか、『STUDIO VOICE』の情報量はすごかったですよね。いまはネットがその代わりの役割を果たしてて、それはそれで羨ましくもあるんですけど。だけど、あの頃の雑誌のディープで凝縮された情報ってすごく貴重だったなぁと思います。

FACE:そうですよね。ぼくもそう思います。

INFORMATION

NISHIMOTO IS THE MOUTH

nishimotoisthemouth.com

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