08 LEMAIRE ルメール
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会場になったのは1974年に建てられた「パリ工芸博物館」。建物の外に大掛かりなライティングのセットを組み、室内に光を当てている。
会場にあふれたユーモアと美しさ。
「レピュブリック広場」近くにある「パリ工芸博物館」でフロアショーを行った〈ルメール〉。会場に入ると客席はなく、モデルたちがそれぞれの持ち場でスタンバイ。二人で談笑していたり、フロアを歩いていたり、絵を描いていたり、ギターを弾いていたり…。モデルにはプロをはじめ、人種や性別を問わず幅広い年齢のひとがキャスティングされていたのですが、そのなかには俳優・加瀬亮さんの姿も。舞台をよりよく見せるため、照明は映画を専門にするラインティングチームが担当したといいます。ショーというよりプレゼンテーションのような見せ方で、招かれたひとたちが会場のなかを自由に回遊できるようになっていた今回。披露されたコレクションは、〈ルメール〉らしいユーモアと美しさにあふれるもので、身にまとうひとの個性を見事に引き立てていました。同系色でまとめられたスタイリングもコレクションを印象付けています。改めて考えると、このブランドにあるのは、声高に叫ぶようなデザインではなく、静かに語りかけるようなデザイン。SNS映えする服が脚光を浴びる時代のなかで〈ルメール〉はモード界切っての癒しのような存在なのかもしれません。
パリ飯 02
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絶品セビーチェを食べるならここ。
パリのファッションエリア、マレ地区にあるペルー料理のレストラン。実はこちら、数年前のパリコレの時にも訪ねたことのある店で、セビーチェと言われる魚介と野菜のマリネが絶品! すぐ近くにセレクトショップ「THE BROKEN ARM」やアートブックの専門店「Ofr.」などもあるので、買い物ついでに寄ってほしい一軒です。
Instagram:@mancoracebiche