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着ぶくれ手帖金子恵治のこの頃の愛用品
Keiji Kaneko's fashion memorandum

着ぶくれ手帖
金子恵治のこの頃の愛用品

ファッションディレクター金子恵治さんが、ファッションにまつわるあれやこれやを紹介していく連載「着ぶくれ手帖」。これからさまざまなコンテンツをドライブさせていくのですが、その前にまずは金子さんが愛用しているモノを通して、最近の気分、ムードを聞いてみました。

  • Photo_Shinji Serizawa
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Komuta

Item 03 Lunor / O.J. GLOBE SPECS OPTICAL Co.
Glasses / Sunglasses

たくさん試して辿り着いたメガネの最適解。

「アイウェアは本当にいろんなものを試してきましたが、最終的に丸眼鏡に落ち着きました。レンズに色がついてないほうが〈ルノア〉というドイツのブランドのもので、形やサイズ感、それにフレームの繊細さなどが、しっくりとなじむんです。そして、あるときたまたま見つけたのが〈O.J. GLOBE SPECS OPTICAL Co.〉のアイテムで、自然と手に取ってたんですよ。〈ルノア〉と比べてみると、本当に似ていて、やっぱりぼくはこの形が好きなんだなと、改めて確信しました。こちらはレンズを濃い色に替えています。最近、色の薄いレンズが流行っているので、そちらとは違うアプローチをあえて選んでみましたね」

「〈ルノア〉のほうはブリッジのところが変わった仕様になっているのも気に入っているポイントです。“スイング”と呼ばれるディテールなんですけど、鼻の角度に合わせて回転する可変式のブリッジで、フィットが安定するんですよ。第一次世界大戦直後に片目を失った軍人が、片方に近視用、もう一方に老眼用のレンズを入れて、反転させて使い分けていたのがルーツのようです」

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