FEATURE
大島依提亜が見た、アキ・カウリスマキの映画館「キノ・ライカ」の外側。
Travelling to the theatre

大島依提亜が見た、
アキ・カウリスマキの映画館「キノ・ライカ」の外側。

映画『キノ・ライカ 小さな町の映画館』が12月14日に公開されます。キノ・ライカはフィンランドの田舎町カルッキラに、映画監督アキ・カウリスマキが共同で作った映画館のこと。同作のデザインを手掛けた大島依提亜さんは、実際に映画館に足を運んだことで、映画では描かれなかったその素晴らしさに感動したそう。今回は、大島さんが撮影した現地の写真とリアルな感想をもとに、映画とはまた違った視点で「キノ・ライカ」の魅力に迫ります。

  • Photo_Hiroki Oe
  • Text_Taisaku Ikeda
  • Edit_Yuri Sudo
  • Special Thanks_ユーロスペース

大島さんが「キノ・ライカ」で入手したもの。

大島さんがオーナーのミカさんから託されたお土産たちをご紹介! 「キノ・ライカ」オリジナルのグッズや街にまつわる刊行物など、およそ20点。A2ポスターまで預けられて帰りの移動がちょっと大変だったそうですが、なんとも愛に溢れたプレゼントです。一部は今作の上映に合わせて展示などもされるそうなので、お楽しみに。

SOUVENIR LINEUP

ロゴの入った黒いTシャツ(25€)、パーカ(40€)、キャップ(32€)は映画館の売店で販売されている。

写真上:カフェで販売されているオリジナルのクラフトビール。「気分はグレイト絶好調」という日本語の表記もあり。およそ8€。 写真下:現地の売店で販売されているポップコーンの箱。Kinoとは映画、Laikaはカウリスマキ監督が以前飼っていた愛犬の名前。

売店で販売しているポストカード(3€)に加え、メモ帳やボールペン、ステッカーなどの非売品のアイテムも多数。日本の映画館でもここまでオリジナル商品をつくっているところはなかなかない。

カウリスマキの制作会社「Sputnik!」が発行した出版物が売店で販売されている。書籍は「キノ・ライカ」の共同経営者にして詩人のミカの著作(10€)など。

靴下をつくれるニッティングキット(36€)。フィンランドには寒いお国柄、ニッティングの文化がある。

INFORMATION

『キノ・ライカ 小さな町の映画館』

監督・脚本・撮影・編集:ヴェリコ・ヴィダク
脚本:エマニュエル・フェルチェ
出演:アキ・カウリスマキ、ミカ・ラッティ、カルッキラの住人たち、ジム・ジャームッシュ、マウステテュトット、ヌップ・コイヴ、サイモン・フセイン・アルバズーン、ユホ・クオスマネン、エイミー・トービン
原題:CINEMA LAIKA
配給:ユーロスペース
提供:ユーロスペース、キングレコード
©43eParallele

2023年/フランス・フィンランド/81分/2.00:1/ドルビー・デジタル 5.1ch/DCP/フィンランド語、英語、フランス語/ドキュメンタリー
2024年12月14日(土)ユーロスペースほか全国順次公開

公式サイト

【キノ・ライカ特別展示】

会場:ユーロスペース
期間:2024年12月14日(土)~終了日未定
展示グッズ:キノ・ライカ オリジナルTシャツ、パーカー、キャップ、ニッティング・ボックス、ビール、ポスター、ミカ・ラッティ詩集、ポストカード 他

【舞台挨拶・トークイベント】


会場:ユーロスペース
住所:東京都渋谷区円山町 1-5 4F
日程:12月14日(土)12:15の回上映後、14:20の回上映後(いずれも舞台挨拶およびQ&A)、12月15日(日)14:45の回上映後(Q&Aのみ)
登壇者:ヴェリコ・ヴィダク監督


会場:シネマネコ
住所:東京都青梅市西分町3丁目123青梅織物工業協同組合敷地内
日程:12月15日(日)10:00の回上映後
登壇者:ヴェリコ・ヴィダク監督

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