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【せとだレモンマラソンへの道】Vol.1 地域とランナーに愛される温かなレース。ゴールドウインとともに提案する「マラソンの新しい姿」とは?

「ゴールドウイン(Goldwin)」がメインスポンサーを務める「せとだレモンマラソン」は、瀬戸内海のシーサイドが舞台のレース。食・景色・滞在を掛け合わせたスポーツツーリズムや、マイボトルの携帯にカーボンオフセットといった環境負荷を減らすための取り組み。走るだけでない楽しみが待っているマラソンとして、ランナーのみならず地元民からも愛されています。

規模の大小を問わず、国内外で多くのマラソン大会が開催されていますが、「せとだレモンマラソン」はさまざまな面で一般的な大会とは趣きが異なります。2025年2月23日(日)に開催される第3回大会に向けて、その特徴を3つの側面からご紹介。


Point 01:環境への配慮を意識するきっかけに。

最大の特徴は、「環境に配慮した大会運営」がなされていること。この大会の特別協賛は「株式会社ゴールドウイン」および同社が展開する〈ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)〉。「ゴールドウイン」の目指す“持続可能な社会”への思いが、「せとだレモンマラソン」のコンセプトである“ソーシャルインパクトのある環境負荷の低い大会運営”と一致したことから、前回に続きパートナーシップを実現したそう。

世界初の「マイボトルマラソン」として口火を切った「湘南国際マラソン」と同様、給水ポイントに使い捨てカップは用意されず、ランナーはマイボトルやマイカップを携帯して走ります。

給水ポイントにて、各自のマイボトルやマイカップに水を注ぐランナーたち。レモン水が用意されているのはこの大会ならではと言えるでしょう。

他にも、参加者への記念Tシャツや事前郵送物、紙のパンフレットを廃止し情報をオンラインに集約させるなど、環境負荷を低減する多彩な取り組みが行われています。

その取り組みをさらに推し進めるため、今回は「ゴールドウイン」の協力のもと、大会の開催におけるCO2排出量を可視化。参加者の移動に際したCO2排出量の一部、10トンをオフセットする取り組みも実施されます。

オフセットに利用するのは、尾道市のブルーカーボン・オフセット推進事業「尾道の海のゆりかご(干潟・藻場)再生による里海づくり」によってクレジット化された「Jブルークレジット®」。ブルークレジットとは、海底や深海に蓄積される炭素「ブルーカーボン」を数値化し、環境保全の取り組みを支援する形で企業がクレジットを購入することで、その利益が海の環境を守る活動に出資される仕組みを指します。

この事業ではクレジット販売による利益が藻場の再生事業に活用されるため、「せとだレモンマラソン」がオフセットすることでカーボンニュートラルに近づけるだけでなく、海の生態系の回復にも繋がるそう。なお、「Jブルークレジット®」を活用したマラソン大会の地産地消型カーボン・オフセットは、国内初の試みです。

特筆すべきはこれだけにあらず。不要になった衣服を回収しケミカルリサイクルを行う〈ブリング(BRING)〉と連携し、衣服の回収ボックスが会場に設置されるほか、アルミニウムメーカーとして国内トップシェアを誇る「UACJ社」の協力のもと、大会期間中に開催されるマルシェと後夜祭でリユース&水平リサイクルできるアルミカップを導入。そして参加者には可能な限りCO2を排出しないよう、バスや電車などの公共交通機関の利用や自動車の相乗りを呼びかけるなど、環境への細やかな配慮も見逃せません。

Point 02:瀬戸内海の美しい景観や旅の情緒を味わえる。

2つ目は、「旅感覚」で楽しめること。舞台となる生口島と高根島は、旅行者やサイクリストから人気を集める「しまなみ海道」の中心にある風光明媚な土地です。

この地を自らの足で走ることで、瀬戸内海エリア特有の美しい景観をより深く味わえるほか、宿泊を伴う滞在を通してこの地域の歴史、文化、気候、風土を肌で感じることができる。その一連の過程で得られる体験は、まさに「旅」そのものです。

こちらは「せとだレモンマラソン」の公式サイトのトップページ。このビジュアルを見るだけで、旅情が掻き立てられますよね。


Point 03:雰囲気はアットホームでフレンドリー。

そして3つめは、「アットホーム&フレンドリー」な大会であること。参加者は自己ベスト更新を目指してガチで走るというよりも、タイムやペースを気にせず楽しむファンランナーが中心。会場には和やかな雰囲気が漂います。

大会運営を支えるボランティアスタッフは地元の人たちを中心に結成され、沿道で応援する人たちからも「地元を盛り上げよう!」という思いがひしひしと伝わってきます。

瀬戸内海エリアの穏やかな空気感、そして「ゴールドウイン」と推進する持続可能な大会のための温かな取り組み。一般的な大規模都市型マラソンとは異なる魅力を備えた「せとだレモンマラソン」。今大会のエントリー募集は既に締め切られていますが、フイナムでは今後のスタンダードになりうる「マイボトルマラソン」を快適に走り切るためのギア選びや大会前後の旅の模様など、この大会の魅力を数回にわたってレポートしていきます。お楽しみに!

【せとだレモンマラソンへの道】Vol.2 ゴールドウインの協力のもと、大会に向けたグループランを開催!3人のゲストに、出走にかけるそれぞれの思いを聞いてみました。

Text_Issey Enomoto

INFORMATION

せとだレモンマラソン

Instagram:@setoda_lemon_marathon
オフィシャルサイト

ゴールドウイン

オフィシャルサイト

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