始まりと終わり - 代官山通信（蔡 俊行）

　PASMOがスタートした。ご存知の通り、首都圏のJR、地下鉄、私鉄、そしてバスがすべてこれ一枚で使える。それを睨んで今年に入ってからモバイルsuicaを利用している。いやあ、これは便利。ドコモのDCMXというおさいふ携帯も使っているので、タクシーやコンビにもほぼキャッシュレス。便利な時代になったもんだ。
早速、本日はクルマをやめてモバイルスイカで小田急線と井の頭線を利用して会社まできた。まあ、夜、お酒の用があるのだ。
ところで今朝は息子の小学校の卒業式であった。
和光学園というとてもユニークな学校に通っていたのだが、こんな卒業式は他にはない。非常に感動した。というかとても嬉しかった。話には聞いていたのだが、卒業する子供たちがひな壇に上がるのである。普通、校長や先生がひな壇で、学生は地べた。これが逆なのだ。これこそ子供たちが主役の卒業式だ。
最後の終わりの会で担任が憲法九条を朗読した。この学校には君が代も日本国旗もない。歌いたいヤツは歌えばいいし、国旗が好きならはちまきを巻こうがここは自由だ。本当に自由な学校。おれもこんな学校に通いたかった。
しかしあまりに自由過ぎて、社会とどううまくアダプトしていくかは本人次第。しかし秩序ある自由という概念を子供たちに教えるのは難しい。