好景気 - 代官山通信（蔡 俊行）

　このところ新店のオープニングレセプションやちょっとしたプロモーションのパーティなどの顔を出したりしているのだが、どこもかしこもお金が溢れているような景気の良さを感じる。一般にはまだ不景気感漂うが、一部で大いに盛り上がっている姿を目の当たりにするとあながち好景気報道も大げさではないと思うのだ。
昨日チラッと寄った六本木のウォッカのイベントなどは規模は小さいものの、80年代のバブルの気配が漂っていて、これはただごとではないと思った。少なくとも昨日知っているだけで4つのパーティがあった。リンジー・ローハンが来日中でやってくるパーティも含めて。
それにすべて顔を出した猛者もいるだろう。ぼくらはお腹が空いたので2件目で早々に辞退し、中目黒のイカ焼き道場へ。大音響の響く薄暗くタバコ臭い空間から、アットホームな居酒屋的空間へという流れなのだが、こちらも満席。やっぱり景気はいいなあ。
ほろ酔い気分、帰りのタクシーで運転手さんに景気はどうですかと聞いたところ、待ってましたといわんばかりに愚痴の連射が始まった。降りる頃には、タクシー業界の裏側まで知った気分。やぶ蛇だったぜ。