アメリカ大統領予備選-その２ - 代官山通信（蔡 俊行）

　昨年秋の終わりに聞いた長期予報では、ラニーニャの影響のこの冬は厳冬らしいということだった。なのにいまのところ暖冬気味である。これから寒くなるのか、それとも予報が外れたか。いずれにせよ穏やかな天気は好きだからいいです。このまま行って下さい。
昨日のアメリカ大統領予備選は、ヒラリーが買ってますます面白い。ぼくの根拠のない予想では、結局ヒラリーが勝つのではないかと読んでいる。人種に対する差別感情というのは、これはもうすさまじいもので、アフリカ系大統領に反対する人々はかなり大勢いるはずだ。南部なんてつい数十年前は、バスやトイレの水道使用でも差別があった。マーチン・ルーサー・キング牧師の有名は演説を思い出して欲しい。アーイ・ハブア・ドリームってやつだ。彼の暗殺が約40年前。当時20代だった若者は現在60代。
個人的にはオバマに頑張ってもらいたいのだけど、アメリカにはガラスの天井というのが依然としてある。見えていてもどうしても手に届かない場所が人種によってはあるのだ。これは優秀な成績でアイビーリーグの大学を出た、日系の知人から聞かされたことである。
アメリカが変わるか、それとも旧態依然のままなのかこの選挙の行方は本当に興味深い。
まあよその国の選挙にこんなに熱心になるのもどうかと思うけど、日本にとってアメリカの政治は人ごとではないからね。
俗に日本にとっていいのは共和党政権で、民主党は冷たいといわれるのだけど、ぼくは民主党支持です。アメリカから見て外国人なのでこう書いても選挙違反とかにはなるまい。たぶん。