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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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H&M行ってきた

2008.05.15

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 昨日は午後に雨が上がったのでやっぱり気を変えてH&Mのプレスプレビューに行ってみた。
モノはなかなか。それ以上に感心したのは価格。思っていた以上に安い。対ドル以外では円安気味なのでもう少し高い金額を付けると思っていたが、これなら強烈に売れそう。
それにしてもスエーデン企業の底力をまざまざと感じる。
このH&M日本進出で痛手を被る企業は結構多いと思う。イケア進出の余波に飲まれている企業があるように。
うちの女子スタッフが〈ザラ〉はブランド名を隠すけど、〈H&M〉は堂々と着る、といっていたのが印象的。特に日本へのブランディングに力を入れているようには見えないが、すでに着々と下地は準備できている。ケイト・モスなどの著名人とのコラボレーションというのはこういうところにボディブローとして利いているのだ。
すでにニュースでご承知の通り、9月の銀座に続き11月原宿にオープンする2号店の目玉は〈コム デ ギャルソン〉の川久保玲さんとのコラボレート。赤文字系な女性には響かないかも知れないが、特に男子に影響力は甚大だろう。行列は必至。
自分は行列するのはラーメン屋とディズニーランドのみという生き様なので、これには並ばない。
あとH&Mだが、自分とは服のテイストがまったく違う。トレンドをうまく取り入れた商品開発であるが、自分には世界的なトレンドというか大きな流れはまったく影響しない。10年一日のごとくジーンズにシャツ、スエット、スニーカーばかり。
もっとも相手にしたくない消費者の代表である。ちなみにぼくの被服費であるが、年に20万円いくかどうか。こんな商売をしていてこれだ。自慢する話でもないが。

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