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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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オリンピック開幕

2008.08.11

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 オリンピックの開幕式をまじまじと観た。最近の中では一番すごかったし面白かった。だらだらと長い選手入場の途中でテレビを消してしまったけど、チャン・イーモウ演出はさすがだった。ああいうマスゲーム大人数的シンクロパフォーマンスというのは、なぜか個人的に好きだ。ある意味、手塚マンガの世界。「火の鳥」を最近全巻読み返したのでなんだかそう感じた。

柔道の谷選手は残念だったが、もっと残念に思ったのが、昨夜、熱心に観戦したオリンピック男子サッカー。観ていてこんなにイラっと来る試合も珍しい。
ひとことで言うと攻撃の手数が多すぎる。なぜもっとシンプルに相手のゴールに襲いかかるような攻撃ができないのかな? ボールを持って中盤やバックスで廻すことも大事かも知れないが、途中スピードアップしたり緩急をつけるものではないのか?
ペナルティエリアに進入するあたりでどうして自分で突破しようと試みないのか。あげく近くのマークされている仲間にボールを出してインターセプトされるシーンを何回見せられたか。2点目はそこからの逆襲で入れられた。
もっと遠くからでも、無理な体勢からでシュートを打て。外れてゴールキックになった方が、カットされてカウンター喰らうよりリスクが少ないなんて中学生でも分かる道理だ。
昨日のナイジェリア戦、個々の技術的には互角、いやそれ以上だったように思う。
なのに負けた。
彼我の差は、圧倒的なメンタリティの弱さにもあると思う。
ボールを持って突破する自信がない。シュートを打つ自信がない。より安全・確実な選択肢を選択し、ボールを仲間に預ける。結果、コントロールミスからピンチを招くの繰り返し。
日本選手に必要なのは、体系化されたメンタルトレーニングである。経験はメンタルを強めるが、経験なしに強化する方法はそれしかない。
ああ、本当に残念だ。

Comment: 1

一方で北島選手のようなバッシングやプレッシャーをもはねのける強さ…

ヒール上等!くらいの強烈なストライカーは中高でつぶされちゃうんですかね?

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