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鴨
2009.01.07
そういえば昨年暮れの押し迫った頃。最後の忘年会ということで浅草に鴨を食べいった。紹介&同行者はスポーツジャーナリストのNくん。一見さんお断りで紹介者との同行が義務づけられた敷居の高いお店である。
噂は聞いていた。しかし機会はないだろうななどとぼーっとしていたらのお誘い。早速飛びついたわけだ。
ここんちの鴨はジビエ。つまり猟師さんが捕獲した野生の鴨を熟成させたものを使っている。
お狩り場焼きという名称の鴨肉焼きであるが、その日は特別なピースが一枚だけあるということだったのだが、Nくんがそれをぼくに食べろというので遠慮無く戴いた。
正直、腰が抜けるほど驚いた。もう想像を超えた味、香り、柔らかさ。これまで食っていた鴨っていったい何だったんだろう。
どちらかというと食は細い方なのだが、その日は最後の最後までいやしくもすべてを平らげた。もうすこしあっても食べられたかも知れない。それくらい美味かった。
想像できる美味しいもののレンジというのがあると思うのだが、どんなものでもその間に収まる。しかし今回のお狩り場焼きは完全にメーターを振り切っていた。ああ世の中は広い。
普段、ロクなものを口にしていないので、感動ひとしおであった。
あ、すいません。なんか自慢しているようで。でもこの感動だけはどうしてもここに記しておきたくて。
蛇足ですが、最後のネギがこれがもうなんというか・・・。
いいすね!!