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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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エディ・バウアー

2009.06.11

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 EC、いわゆるネット通販が盛んですね。そういう我々もフイナムズというのをやってますが。

 当初、ネットで服なんて誰も買わないとか言ってましたが、マーケットの拡大を見ればそれが誤解であったことは火を見るより明らかでしょう。いまやECはすべてのアパレルブランドが意識している成長市場。避けては通れないゾーンです。

 翻って自分史を振り返ってみると結構通販で服を買っています。Jクルー、LLビーン、少し前ならアバークロンビー&フィッチなどのアメリカの通販をたまに利用していました。

 そんなアメリカ通販で初めて購入したのが、エディバウアー社のスペリオールポラーパーカというモデル。南極にだって行けてしまう羽毛布団のようなジャケットです。もう20年以上前に買いました。

 メイドインUSAや初期ポパイ読者であった自分としてはエディバウアーというとダウンジャケットでした。オールパーパスジャケットなどは高校生時代の垂涎アイテム。もちろん円ドルレートがいまのような100円前後ではなく、200円以上。当然日本での販売額もとんでもなかったです。

 ちなみに通販で買ったスペリオールポラーパーカですが、当時14万円くらいの日本上代がついていました。それが通販だと400ドル。そんな時代でした。

 そんなこんなでエディバウアーはいつでも自分にとっては好印象ブランドです。

 ところがYahoo!ニュースを見ているとこんなニュースが目に飛び込んできました。。今週末にも破産申請とか。なにかと寂しい世の中ですが、さらに気分の萎えるような話題です。

 まあどこかが買い取ってブランド再建となるのでしょうが、ぼくらが憧憬していたアメリカはもはや遠い過去の話。20世紀の古き良きアメリカは忘却の彼方で、21世紀は衰退するアメリカですね。GMしかり。

「アメリカが先生だった」なんてタイトルのポパイ、いまの子供たちが大人になったときに見せたらどんな反応するのでしょうか。興味深いです。

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