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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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シンプルトライブ

2009.09.11

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 女の子のファッションでは確実に森ガール、森姉さん系が幅を利かせてきていると思う昨今です。こういう言葉ってネーミングセンスはともかく、一度定着するとそれを説明する時にものすごく便利ですね。我が社内ミーティングでも最近このワードの利用率がぐんぐん上がっているようです。

 少し前の赤文字系雑誌の"モテ服"とか、グロッシー系雑誌やage系のセクシー路線は、男の目線の存在が不可欠であるのに対し、森さんはまったくの硬派主義。とはいえやる時には結構淫乱系という統計らしいですが、服装で媚を売っているようには見えませんね。

 たぶん、この先この森さんたち、つまり昔で言うオリーブ少女ですね、が市場のマジョリティになるのではないかとぼくは読んでいるわけです。あまりあてになりませんが。

 ちなみにこの森ガール=オリーブ少女という公式は、そのオリーブ少女を作ったというか唆せていたスタイリストの岡尾美代子が、唱えた公式であると付け加えておきます。ぼくは目の前でその口がそういうのを聞きました。魔王に誓ってこれは真実です。

 で、その森さんの男版がどうやら草食系男子らしいですね。オス性をスポイルされたかのようなネーミングですが、カフェでランチをぼそぼそ食べそうなイメージの彼らにもそれなりの生理的欲求はあるようです。

 三浦展さんの「シンプル族の反乱」という新書では、森さんや草さんだけではなく、最近のモノを買わない若者、海外旅行に行かない若者についての詳しいリサーチ・分析結果が出ていてとても興味深いです。

 この書によるとぼく自身は完全な「バブリー族」ということになるらしいです。とにかくこれは必読の書だと思うので、ここで紹介させてもらいました。週末時間があれば是非読んでみてください。

 鳩山代表がCO2排出削減についてとんでもない発表をしていましたが、日本人全員がこの書のようなシンプル族にならない限り、目標達成は無理でしょう。その前に国が滅ぶと思いますが。

Comments: 2

てことは、岡尾先輩は淫乱てことですか?

そのとおり!(笑)

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