HOME  >  BLOG

Creator Blog

蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

Blog Menu

虫がわく

2010.07.05

このエントリーをはてなブックマークに追加

 子供の頃は平気だったのにいまはまったくダメになったものというものがある。裸足で岩場を歩くとか、逆上がりをするとかそういうの。しかし最もダメになったのが昆虫との邂逅である。

 コオロギとかバッタとか平気で捕まえたりできたんだけど、いまでは姿を見るだけで背筋に冷たいものが走る。Gにいたってはもはや気絶するかも知れないというレベル。幸いいま住んでいるマンションはこれまで一度もGが出現したことがない。このまま記録を更新し続けて欲しいもんである。

 先日、知人の経営しているホルモン焼き屋さんで一杯やっていたら開け放しのドアから玉虫色の質量のでかいそれが入ってきた。電灯に定期的に突撃しては弾き返されるという運動を繰り返し、やっと他のお客さんの席近くに着陸し、表に追い出されていた。カナブンである。触れはしないけど、まだこれは平気な方だ。でも自分の席の近くに来たら話は別。ちょうどそういうのに強い同級生でコワモテの友人と飲んでたので、近くにきたらヤツがオトシマエをつけるので安心していた。

 しかしこの間に蚊には何箇所か刺された。虫にも弱いが虫刺されに関してはもっと弱い。皮膚が弱くてというのではなく、単にかゆみが嫌いなだけなのだが。今日、ツイッターのTLを読んでいたら誰かが蚊に刺されたらホットタオルがいいと言ってた。45度だかそれ以上で、蚊の毒が中和されるらしい。今度やってみよう。

 蚊に刺されるなんて言うのはまだいい。これまでの最悪の経験はゴルフ場で刺されたブヨである。幸いぼくは一箇所しか刺されなかったのでしつこい痒みで済んだが、一緒だった友人はその夜発熱して寝込んだそうである。アマゾンのジャングルで一番怖いのは何かなんて質問を冒険者にすると決まって虫だという。毒蛇や獰猛な動物ではないところがインパクトある。

 そういや去年の夏、ハワイでダニに食われた。ダニは1cmほど離れた二箇所を刺すので見分けやすい。これも1ヶ月以上に渡る痒みで本当に往生した。ちょうどヘソの脇あたりでいま見ても少し跡が残っている。さすが外国産はタチが悪い。

 ニューヨークのアバクロとホリスターが臨時休業している。セール前の準備とかそういうのではなくて、なんと南京虫が湧いたのだそうだ。

 数週間前からスタッフの何人かが南京虫にやられ、原因を追求してみたところ、商品に付着していたそうである。原産国はどこか不明だが、南京虫のいるところで製造された商品にくっついてアメリカ本土までやってきたということだろう。検針という作業は聞いたことがあるが、これからは検虫という作業を行わなくてはならないかも。

 銀座のお店は大丈夫なのかな?

※コメントは承認されるまで公開されません。