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謎解きの謎
2011.06.10
こないだ飛行機に乗る前に読むものを適当に買おうと書店に行った。でつい出来心で東川篤哉著「謎解きはディナーのあとで」という本を買って読んだ。とにかくいま「もしドラ」ばりにベストセラーらしい。
基本的にベストセラーだろうがなんだろうが、話題の本は一応買って読む。話題になるくらいだからそこになにか魅力が必ずあるからだ。「もしドラ」も言いたいことは山ほどあるが、着眼点と装丁のイラストの勝利だななんて勝手に批評したりするのもそれなりに楽しい。
でその「謎解き〜」なんであるが、どうしてこの本がベストセラーになっているのか正直意味が解らなかった。手垢にまみれた三文芝居的火曜サスペンス劇場なストーリー。登場人物キャラクターも類型的で古い。謎解きも小学高学年から中学低学年に読ませるレベル。
別に作者や本に文句をつけているわけではない。これがどうしてベストセラーになっているのかである。読書人のクオリティが落ちているのか。そんなことは無いと思う。本当に謎だ。
AKBの選挙で政治や震災のニュースがすべてぶっとぶ劣化中の日本を象徴している事象なのか。本当になんなんだろう。
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