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高橋ラムダのデリバリースタイリング フォー フイナム。 Vol.3 Sand Suede Shoes編 前編
DELIVERY STYLING For HOUYHNHNM

高橋ラムダのデリバリースタイリング フォー フイナム。 Vol.3 Sand Suede Shoes編 前編

いくつになっても服好きたちがひとたび顔を合わせれば、名品やスタイル談義が尽きないもの。外出自粛だ非常事態だと、なかなか実生活ではそんな機会も減ってしまった中、今回のフイナム版デリスタでは、ラムダさんと旧知の仲のお二人が足を運んでくれました。〈ノンネイティブ〉デザイナーの藤井隆行さんと、〈ビームス〉のコミュニケーションディレクターであり、新会社のビーアットで代表を務める土井地 博さん。今ではそれぞれが明確な立場や実績を築いてきた彼らも、元は同時代にショップの店頭に立っていた同窓生。そんな気の置けない彼らの何度目かの大放談、テーマは「サンドスエードのシューズ」という超偏ったもの。3者の個性によってまったく異なる愛用品。今回は有識者たちの素の表情と、大人になってもいまだ冷めない情熱とともに、偏愛アイテム事情をデリバリー!

  • Styling_Lambda Takahashi
  • Photo_Shota Kikuchi
  • Movie_Yu Okamoto
  • Text & Interview_Rui Konno
  • Edit_Yosuke Ishii

nonnative × Timberland SUPER 6INCH GORE-TEX®

ラムダ:あ、別注なんだ。だからゴアテックスなのか。

藤井:うん。3年ぐらい前かな? 本当はこの〈パドモア〉の色でやりたかったの。それに「アイリッシュセッター」と同じようなステッチを入れて。

ラムダ:〈レッド・ウィング〉っぽくしたかったってことだ?

藤井:そうそう。だけどゴアに対応する革がこの色しかなくて。ステッチも白黒白黒って入れられたら面白かったんだけど。でも、これはこれでミリタリーブーツっぽくていいなって。

ラムダ:この1トーンのグレーベージュっぽい感じが綺麗だよね。これもう無いの? ちょうだいよ。

藤井:無いです(笑)。

土井地:(笑)。

ラムダ:これ、俺知らなかったな。

藤井:多分、ラムダがパリかなんかに行ってる時に出てたから(笑)。

ラムダ:俺がパリで浮かれてるときね。なんか毛足がちょっと長い気がするね。

藤井:そうだね。 ちょっと長め。

ラムダ:やっぱり毛足って重要だよね。スエードにおいて。この〈ラッセル〉とか〈ティンバー〉みたいなパサパサした感じ、いいよね。

藤井:国によっても結構違うんだよね。アイルランドとかのヨーロッパはこの〈パドモア〉みたいな毛足で、イタリアはすごいキメ細かくする。でアメリカは……

ラムダ:ラフだね(笑)。

土井地:部位によって毛足の方向違ったりするでしょ。アメリカものは。

藤井:この〈ラッセル〉とかは一枚革だから余計そうだね。この〈ティンバー〉は中国製で、もっと機能的な革。

ラムダ:でもこれはもっと早く知りたかったな。あ、でもUS 8ハーフか。だったら中敷き入れれば履けるな……。

藤井:あげないよ(笑)。で、次はフォースワンのミッド。

INFORMATION

高橋ラムダ DELIVERY STYLING

Youtube:高橋ラムダ
Instagram:@tkhslmd

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