メローで落ち着ついたムードに染められた「Staple Room」。
さて、本日の最終目的地に到着した平山さん。ここはどんな場所なのでしょうか?
「『Staple Room』という神楽坂にあるレンタルスタジオですね。じつはここのディレクターの岩西剛さんは、古くからの知人で、家具やリフォームの職人でもあるんです。うちのオフィスの什器も岩西さんにオーダーしたものなんですよ」

夕暮れ前の明るい陽光が照らす部屋。平山さんによると、岩西さんは学生時代にアメリカでの留学経験があり、そこで得てきた経験や景色がこのスタジオや生まれてくる家具に存分に生かされているのだとか。その後、岩西さんは古材や建材などを扱うお店で経験を積み、独立して現在に至ります。



ドアや窓はすべて解放され、春の気持ちいい空気が部屋中に充満。そこにいるだけで、気分がメローで落ち着ついたムードに染められていきます。

今日は新しくオーダーする什器の打ち合わせ。岩西さん曰く、「お客さんの家具やリフォームに関する悩みを解消するのが得意です」とのこと。
「普段使っている家具や内装に、どこか物足りなさを感じたら是非うちに来て欲しいですね。たとえそれが漠然とした悩みであっても、コミュニケーションを取りながらその解像度をクリアにしていくことを大事にしています。技術や経験には自信がありますよ」(岩西)
「ぼくが『こういうのが欲しい』と伝えると、そこからアイデアをブラッシュアップしてデザインをあげてくれて。剛さんが作り上げる世界観って本当に刺激的でワクワクするんですよ。使っている材料も本物しかないですし、説得力がある。新しい什器もこれから楽しみです」(平山)