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羊文学・塩塚モエカと音楽放談。
MONTHLY NISHIMOTO IS THE MOUTH

羊文学・塩塚モエカと音楽放談。

〈NISHIMOTO IS THE MOUTH〉を主宰する西本克利による連載企画。今回は彼が大ファンだと語る羊文学・塩塚モエカさんがゲスト。新しいアルバム『our hope』の話題はもちろん、羊文学について西本さんが深掘り。音楽という地平線を眺めなら自由に語り合ってもらいました。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Hiroshi Yamamoto
  • Special Thanks_drink & mood mou

むかしに比べるとちょっと力強い曲が増えたように思う。

西本:羊文学の音楽って聴いてて飽きないんですよ。モエカちゃんの裏声がやばいなって。ギリギリ出てるか出てないかっていう声がすごく素敵で。ライブで見たら、かっこいいなって思いましたね。

塩塚:ライブだとまたちょっと違いますよね。音源は何回も繰り返し聴けるものにしたいんですよ。歌とかも作り込んだりしているけど、ライブはパッションでやってるから。最近の悩みはCDは作り込みすぎてて、ライブのほうがいいねって言われて。もっとパッションで音源もつくったほうがいいのかなって思ってるんですけど。

ー ずっと聴ける音源をつくるってすごくいいことだと思います。

塩塚:どっちがいいのかなって。パッションでいくと印象には残るじゃないですか。

西本:ライブのほうがいいに決まってますよね。生で見られるし、そのときの瞬間ってすごく大事なことだと思うから。新しいアルバムも聴かせてもらったんですけど。

塩塚:どうでした?

西本:めちゃくちゃかっこよかったですよ。1曲目のイントロからもうやられちゃって。

ー 『our hope』はいつ頃からつくりはじめたんですか?

塩塚:2年前くらいからつくっている曲があるんですけど。去年の11月とかに全体像を見ながらつくった曲もあります。いまは引っ越してしまったんですけど、当時住んでいた場所が結構変なところで、そこでの生活が今回の作品に影響を与えているんです。

すごく都心に近いところだったから、部屋も狭いし、暗いし、窓を開けたら隣は水タバコ屋さんですごいビートが効いた音楽が聴こえてきたりして。夜中も通行人がうるさいときもあったし。

その前は地元にいて、緑が多くて、日々メディテーションし続けているような環境だったんですよ。それで生まれたのが『POWERS』なんですけど。そこから環境が変わって、すごく都会のリアルを見れるような場所に住んだことによって、苦しかったけど、安心とか平和とかってなんなんだろう? って考えたりして。そうゆう中で生まれた曲が入ってますね。

西本:むかしに比べるとちょっと力強い曲が増えたように思うんですよ。

塩塚:すこしタフになったのかもしれないですね(笑)。だけどまた引っ越したから、今度はまたちがう雰囲気になるかもしれません。

ー 『our hope』の見どころはどこにありますか?

塩塚:今回、メンバーと合宿したんですよ。いままではアレンジとかもスタジオで決めてたんですけど、今回は合宿で話し合って、つくり込んでいったんです。たとえば「くだらない」っていう曲があるんですけど、ギターはずっと同じリフを弾いて、ベースとドラムだけで展開していくんです。その展開の仕方をみんなで話し合ったりして、細かなところまでこだわっているので、そこを感じ取ってもらえたらうれしいですね。

西本:アナログでも出して欲しいですね。羊文学のアナログ、レアすぎてメルカリとかで買ってるんですよ。『1999』のテープもすごく高騰してますよね。

塩塚:なんか申し訳ないです。もっといっぱいつくればよかったな。

西本:だけど、アナログとかカセットテープつくってるのがすごくいいなって思いますね。ツアーグッズとかもライブ会場に行かないと買えないものとかあるじゃないですか。そういうのにファンはグッときますよ。

INFORMATION

NISHIMOTO IS THE MOUTH

nishimotoisthemouth.com
Instagram:@k_nisimoto_

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