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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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レミニッセンス閉店?

2006.10.12

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 なんとか自転車をこげるようになった。登り坂道は負荷がかかって無理だが、平地なら左足を添えて右足だけの力で進むことができる。昨夜もそれで会食現場に颯爽と赴いた。そして二日間断っていたお酒も少々嗜んだ。 松葉杖をハンドルに掛け、自転車こいでいる姿を目撃した人々は、不思議な顔をするのであった。ライトのない自転車を無灯火で運転しているのに交番のおまわりさんも見逃してくれた。怪しいといえばめちゃくちゃ怪しいはずなのに。
そんなことはさておき。
数日気になっていたのだが、ここに書くのを忘れていた事柄。
代官山八幡通りに1年ほど前に開店した「レミニッセンス」がどうやら閉店するらしい。なんだかあっという間であった。うちのキャスティングディレクターのソノダは、結構うまくいくんではないかと言っていたのだが、あにはからんやそうではなかった。
また一件、代官山から服屋がなくなる。寂しいなあ。
このレミだが、出店時にショールーム的アンテナショップという位置づけだろうと予想していたのだが、こんなに早く閉めると言うことは、利益重視の戦略出店だったのだろう。そんなこと出店前に言ってくれれば。利益が出るほど客はこないとアドバイスできたのに。
代官山、しかも駅から離れたエリアで服を売るには、ふりの客相手では高い家賃を払えない。目的客をどう作るかが勝負になる。すでに成功しているショップとか、毎号雑誌で取り上げられるカリスマ的なショップでない限り、難しい。
中には例外もあるが、だいたいそんなもんだ。代官山は相変わらず賃料相場とマーケットのバランスが大崩している。再開発からの賃料相場の高騰以降、まったくさがらないもんだからそんな問題が起こる。もっとフレキシブルに相場が変動すれば、この街にも活気は戻ると思うのだが。

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