新しい予定帳 - 代官山通信（蔡 俊行）

　本日ボジョレーヌーボーの解禁日。気の早い人たちは昨夜、日付の変わる時間を待って乾杯したことだろう。しかしブームも沈静化したようで今年はあまり盛り上がってないみたい。ちょっとした酒席の会を始める動機付けにこういうのをうまく利用すればいいと思う。
ぼくはボジョレーヌーボーは食中酒として飲むものではなく、テイスティングするものだと思っているので、レストランとかでは飲みません。というかもう10年くらい飲んでないかも。
自分にとってこのボジョレー騒ぎというのは、これから年末の忘年会シーズンを暗示する歳時記のようなポジション。ああもう暮れかあ、なんて感じ始めるきっかけくらい。
で、来年のこととかなんとなく考えてみる。
その前にそろそろ来年の予定帳（ダイヤリー）を買い換えなくてはとも思う頃だ。
例年クオバディスのトライノートというB5よりやや大きいサイズのものを使っていたが、去年なんとなく流行のモレスキンに換えてみた。
クオバディスは見開き一週間。なのでその週の予定が一瞬にして把握できる利点があるのに対し、細かいメモを書くスペースが足らないので常にもうひとつノートが自分には必要だ。
それに対しモレスキンは一日一ページ。つまり打合せのメモなどをその日の欄に結構な分量メモできる。まさにダイヤリー。しかし明日や明後日の予定を見るのにページをめくらなくてはならないのでちょっとした進行スケジュールを管理するのにやや不便である。
どちらもそれぞれに善し悪しがあるのだが、今年は途中からスケジュール管理をYahoo!カレンダーで行うことになった。Googleのカレンダーを興味範囲で使っていたらこれが意外に使いやすい。しかしGoogleはいまのところモバイルと連携していないので、外出先で不便。
一方Yahoo!はどこででもアクセスできるのでかなり便利。リマインダー機能もついているから予定の前にメールで知らせてくれるのでこっちに乗り換えた。
そういうわけで冷静に考えると来年は予定帳が必要ないかも知れない。
しかし毎年この時期新しい予定帳を買い換え、古い予定帳をぱらぱら眺めながら、あの時こんなことがあったんだなと振り返る楽しみが無くなるのも淋しい気もする。
文具屋や書店に行くといろんなアイデアの予定帳が売られているが、どれも帯に短したすきに長し。Yahoo!カレンダーにも不満は多い。
こういうのは使い手の使いやすさがすべてなので万人に向く製品はなかなかないですね。