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昭和のサイズ
2010.07.12
先日撮影で一緒になったモデルの女の子は平成生まれ。二十歳と言っていた。いま平成22年だから、それでもバッファが2年もある。つまりいま満22歳以下は平成生まれということだ。確かに最近のそうした若い男女は、スタイルからして違う。平均的に頭は小さいし、手足は長い。ぼくらが子供の頃にはいわゆる大根足という人も珍しくなかったが、最近あまり見かけない。つーか、もうそれは死語かも知れない。
生活習慣が西洋化したとか、食物が変わったとかいろいろ理由はあるだろう。それでもこれまでそういうことで迷惑というか困ったことは何も無い。若者のスタイルが良くなったからって、おじさんが困るなんて風が吹けば桶屋が儲かる式に考えても何もないはずだ。
しかし驚いたことにこの度初めてそういう事態に遭遇した。いや、たいした話じゃないんだが。
先週の金曜にこの欄で書いた五本指が分かれているシューズ、ファイブフィンガーズを渋谷のアートスポーツに買いに行ったところ、ぼくのサイズが無いと言われた。サイズが切れて無いというのではなく、初めから日本展開していないらしい。ちなみにぼくはいつも25.5cm、USなら7.5である。しかし店頭でサイズを測ったところ、39だった。販売しているのは40から。
昭和な小足の年寄りはバッサリ切り捨てられるのである。店員さんも冷たかったなあ。まるで客の資格はないと言わんばかりの適当なあしらい。確かに資格はないけどさ。
試しに40を履かせてくれと言ったら、サイズ欠けしているので無理という。なんでも最近ものすごい勢いで売れているらしく、再入荷は9月末らしい。
へえ、そんなに人気だったのか。知らないところでヒットは生まれ、消費されている。
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