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再起の代官山
2011.02.08
ふらっと代官山八幡通りを歩いていると、ガソリンスタンドの向かいにある犬屋さんが今月20日に閉店すると表の看板に書いてあった。ここもそう歴史は古くない。代官山のブランド力に引き寄せられて集まってきたお店がまた一軒無くなるのである。寂しいもんだ。ますます閑散とする代官山である、といいたいところだが、最近少し風向きが変わり始めた。
ラフェンテ横の代官山パシフィック後にできたオフィスビルについにというか、やっとテナントが入った。某IT企業らしく、近くの飲食店のおやじは今月あのビルに600人やってくると鼻息荒い。関係者含めると1000人近くなるんじゃないかなんて取らぬ狸の皮算用をしているが、果たして彼の思惑通り行くのだろうか。それでも閑散としたこの街に少しは活気が戻る気配はある。少なくとも苦戦中の飲食店は恩恵を受けるだろう。
ちなみにラフェンテの地下の飲食テナントはまるでシャッター通り商店街のようである。ここにもやっと新しいテナントが入ってくる可能性がある。ぼくらのランチのチョイスが増えるのは嬉しい。
以前サイラスの入っていたエーデルハイムという物件がある。以前ぼくらもここの地下にオフィスを借りていた。ここのオーナーはすでに80オーバーであるが、ダイナミックで豪快な人である。以前からこのビルの建て替えをするといいつつ、もう10年以上計画は進まない。オーナーの高層物件を建てたいという意向に対し、渋谷区が許可を出さないのがその理由らしい。本人からいつも聞いているのでこれは間違いない。この物件、結構敷地面積があるので建て替えたら相当なサイズになるはずである。ここにさっきほどの規模の物件ができたらまた人の流れも変わる。というか街自体が大きく変わる。
夏には旧山手通りにTSUTAYAの団塊世代向け施設が出来るというし、少しずつ代官山は再生の道を歩みだしたかのようだ。
鍵は代官山アドレスの復活だろう。とにかくあそこは鬼門である。以前の同潤会のままだったらどんなに風情があって良かったか。失った緑はもう戻らない。いまさら悔いても始まらないが、やはりあそこをどうにかしないと代官山は再起できない。
代官山再起計画。メンバーにいれてくんないかな。
私も微力ながら再起計画に入りとうございます。