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着ぶくれ手帖新カテゴリ・ARCHETYPEのものづくりを辿る旅。
Keiji Kaneko × NEUTRALWORKS.

着ぶくれ手帖
新カテゴリ・ARCHETYPEのものづくりを辿る旅。

金子恵治と〈ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)〉。その組み合わせに驚いた人も多いのではないでしょうか。ヴィンテージやクラシック、トラッドといったスタイルを敬愛してきた金子さんが、心身のウェルネスをサポートする機能的な服を手がけるブランドとタッグを組むなんて、誰が想像できたでしょう。“10年着られる服”をテーマにつくられる「ARCHETYPE」には、見た目はスタンダードだけれど、高い機能性を備えた服が並びます。そんな新しいカテゴリ誕生の裏側には、どんな物語があるのか。9月のローンチに先駆けて、金子さんと共にものづくりの背景を辿る旅へとご案内します。

機能や意味を重視するから、服がどんどん研ぎ澄まされていく。

7月某日。金子さんの姿は富山にありました。〈ニュートラルワークス.〉を運営するゴールドウイン社にて、パタンナーと共にサンプルの最終チェックが行われています。

みなさんがチェックしているのは、90年代の古着をリファレンスにデザインされた「WIND ANORAK」。元ネタはスポーツブランドのものですが、「機能よりもデザインのほうが重視されている」と金子さんは話します。

「90年代ってテクノロジーの過渡期というか、当時のスポーツウエアをいま眺めるとすごくアナログな感覚があって、中途半端なつくりをしているんです(笑)。それをどう『ARCHETYPE』として生まれ変わらせるか。みんなでブランドらしさを考える上で、いいお題になると思ったんです」。

最低限の動きやすさだけが確保された古着のアノラック。そのルックスをデザイナーと話しながら現代的に整える。そして、そこで生まれた“基礎”をパタンナーをはじめとしたチームと共にさらにブラッシュアップし、具体的な機能や実用性を盛り込んでいく。そのようにして「ARCHETYPE」の服はつくられています。

〈ニュートラルワークス.〉の服って、動きやすく、機能的に作られているから、複雑なんです。それに比べて『ARCHETYPE』のアイテムはめちゃくちゃシンプルだから、皆さんにとっては仕事がしやすいと思っていたんですが、『シンプルで普通だからこそ、誤魔化しが効かない』って話をされていたのが印象に残っていますね」。

スポーツウエアのように身体に沿った複雑なパターンを採用するには、当然豊富な経験と知識が必要です。逆にシンプルなパターンでは、カッティングの線がそのまま服のシルエットとして映し出されます。だからこそ、パタンナーの力量が試されるのだとか。

「本当に微細な差でも、それがフォルムに影響する。デザインでカバーできないからこそ、シンプルな服は難しい。その上で“10年着られる服”のパターンも考えなければならない。時代によって求められるシルエットも変わるから、これも難易度が高くなった要因ですね…。とはいえ、皆さんにとっては考えることが楽しさにもつながっているようで、話を聞いていて安心しました(笑)」。

そしてもうひとつ、金子さんが驚いたことがあります。それが“機能”。単に普通の服をつくるのでは、〈ニュートラルワークス.〉とタッグを組んだ意味がありません。日常に寄り添う機能を付与してはじめて「ARCHETYPE」としての命が吹き込まれることになるのです。

「サンプルを眺めながらみんな『そこにこんな機能を入れるのはどう?』っていう意見が出るんですよ。生地を選ぶにしても、パターンを引くにしても、そこに『どんな意味があるのか』ということを必ず考えていて。そういうアイデアや知識はぼくにないものだから、勉強になりますね」。

トップアスリートたちがフィールドで着用するハイスペックなウエアから、日常を便利にする機能的なプロダクトに至るまで、スポーツ、アウトドアの文脈で、数々の名品を生み出してきたゴールドウイン社。長年培われてきた知識や技術をベースに、研究開発を重ねながら新しいものづくりを続けています。

「いろんなアイデアが出てきて、それが渋滞することはないの? って思うかもしれないですが、みなさん感性よりも理性を重視して話されていて。ファッションってどうしても感性で考えがちだから、答えがないものに対して意見を言い合うことで衝突が起こってしまう。でも、〈ニュートラルワークス.〉のチームはそれがない。見た目よりも機能や意味を重視するから、服がどんどん研ぎ澄まされていくんです」。

チームの方々に話を聞くと、返ってきたのは「見た目だけではなく、見えないところにこそ工夫しています」という声。そこにプロフェッショナルとしての矜持を感じずにはいられません。

「『服ってこんなにいじるポイントがあるんだ』って、さらなる奥行きを見せられた感じですね。想像を越えたものづくりをしたいって最初に思っていたんですけど、つくっている段階からそれを実感しています」。

INFORMATION

NEUTRALWORKS.

Instagram:@neutralworks
https://www.neutralworks.jp/

【先行予約】
本日よりARCHETYPEの公式オンラインストアにて先行予約を開始します。
詳細はこちらから。

【ARCHETYPEトークショー】
9月11日(金)19時より、「VERVE COFFEE 恵比寿ガーデンプレイス店 」にて、金子恵治さんとフイナムのシニアエディター・石井によるトークショーが開催されます。事前予約制。(申し込み多数の場合は抽選となります。)
トークショーの事前予約はこちらから。

【ARCHETYPEスタイリングセッション】
9/12(土)11:00–14:00、NEUTRALWORKS.EBISUにて金子恵治さんがお一人おひとりに合わせたコーディネートをご提案します。(事前予約不要)

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