誰もが見慣れた服だけど、中身は違う。
ゴールドウイン、KBセーレン、小松マテーレと、「ARCHETYPE」のものづくりにある背景を辿ってきましたが、今回の旅を通して金子さんはどんなことを感じたのでしょうか。
「ゴールドウインのことも、KBセーレンや小松マテーレのことも、これまではショールームなどで見て知った気になっていたんです。でも実際に現場へ入ってみると、想像していた以上に手間も時間もかけられていて、みなさん同じ目的に向かってものづくりをしていた。その熱量を肌で感じられたことが、今回のいちばんの収穫です」。
化学繊維や機能、そして“快適さ”という新しい価値観。ものづくりの新しい領域へと、一歩踏み出した金子さん。各地で最先端の技術を目の当たりにして、しっかりと感化された様子です。
「みなさん本当にスペシャリストなので、自分もどこか甘えていた部分もあったんですけど、その情熱にすごく感化されました。ぼく自身ももっと考えて、もっとアイデアをぶつけていけば、想像を超えるものづくりができるんじゃないか。限界を決めずに、もっとクリエイティブに挑戦していきたいと思いましたね」。
「近年の異常気象もあって、ファッションの考え方も変えていかなきゃいけない時代ですよね。だからこそ、〈ニュートラルワークス.〉と仕事ができたのはすごくいいタイミングでした。今回、生地メーカーさんの現場も見て、追求すればもっと快適な服がつくれる。その可能性を実感できたことは、今後のものづくりにも生きてくると思います」。
「ARCHETYPE」は、9月4日よりNEUTRALWORKS.店舗、取扱店および公式オンラインストアで発売開始。ここまで辿ってきたものづくりの背景を思い浮かべながら、その一着に袖を通してみてはいかがでしょう。
「誰もが見慣れた服をつくったつもりなんですけど、中身は少し違うものになっています。これまで『こんなものだよね』と諦めていたような小さな不快さを、ほんの少しかもしれないけど解消できるように考えました。まずは一度手に取ってみて、その新しい着心地を試してもらえたらうれしいですね」。