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古着サミット10 業界屈指の偏狂家たちによる古着放談。
Houyhnhnm Vintage Summit.

古着サミット10 業界屈指の偏狂家たちによる古着放談。

2014年2月にスタートしたヴィンテージ偏狂家たちの古着放談「古着サミット」も、遂に第10弾! 記念すべき今回も、今野智弘、栗原道彦、藤原裕、阿部孝史のレギュラーメンバー4名をお迎えし、それぞれがいま興味を惹かれるアイテムをご紹介します。彼らがいま注目しているアイテムとは?

「この辺りが、いまとても新鮮」

1980’s Levi’s DENIM BOA JACKET、1990’s Levi’s NYLON QUILTED DENIM JACKET

藤原:最後は〈リーバイス〉の珍しいデニムジャケットを。

今野:このB-3タイプいいよね。自分も持ってるけど、すごい好きだな。

阿部:いまお店だったらいくらくらいするの?

藤原:お店によりますが、うちなら2万9,800円くらいですかね。

今野:徐々に高くなってきたよね。

藤原:そうですね。珍しいので、3万9,800円でも売れると思いますよ。特に大きいサイズは。

栗原:このボアジャケって、アシッドウォッシュ以外もあったのかな?

藤原:ぼくは見たことないなぁ。

今野:時代的にもこのウォッシュしかなさそうだよね。

藤原:おそらく。

阿部:裕君というとインディゴっていうイメージだけど、この辺りも好きなんだね。

藤原:昔だったら絶対買ってないと思うんですけど、最近この辺りが逆に新鮮に感じて集め始めました。前回今野さんが紹介したギャラクティックやストライプもいまかなり人気ですよね。

今野:このジャケットを着てると、結構いろんな人に聞かれるよ。

栗原:同じウォッシュのセットアップで着てみたら(笑)?

藤原:さすがに無理(笑)。

阿部:こっちの切り替えのジャケットもすごいよね。初めて見た。

栗原:ぼくもです。襟が赤っていうのが良いですよね。インナーが赤はわかるんですけど、襟まで赤っていうのが。

阿部:リバーシブルではないんだよね?

藤原:はい、違うんですよ。

阿部:これはどこで買ったの?

藤原:うちで買わせてもらいました。

今野:「ベルベルジン」だったらいくらくらい?

藤原:こういうのが一番値段をつけづらいですよね。

阿部:それにしても、なんで赤なんだろうね。

栗原:この時代って他のブランドも赤いライナーって多いですよね。

今野:確かに。時代性なのかな。

阿部:この辺のジャケットって、ちょっと前だったら見向きもしなかったよね。

藤原:そうですね。やっぱり見つからないものを買おうってなると、この時代なんですよね。しかも面白いデザインが多いので。

阿部:さっきの話じゃないけど、若い子からしたら80年代、90年代って立派なヴィンテージになるもんね。

栗原:ある意味、ぼくらがダサいと思っていたモノに対しても、若い子はその感覚がないんでしょうね。

阿部:若い子たちに、感性の押し売りはできませんね(笑)。

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