「刺繍モノを買うならいま!?」
藤原:続いて刺繍物のジャケットです。
阿部:このレインボーの刺繍、凄いね。
栗原:モーターサイクルクラブなのに、刺繍の色のせいで全然そう見えません(笑)。
藤原:〈ジーダブリュージー〉なんですけど、2年くらい前に安く買いました。
阿部:いまって刺繍が入ってるとジャケットの価格が安くなるみたいだけど、昔は逆だったよね?
藤原:そうですね。もちろん刺繍のデザインや内容によりますが、評価は低いですね。
阿部:てことは探すならいまがいいってことだよね。
栗原:でもアメリカでは変わらず高いんですよ。
阿部:こういうの好きだもんね。
今野:でも再評価されてもいいよね。古着ならではの一点モノだし。
藤原:ですよね。ぼくの場合、ジャケットだけでなくスウェットでもそうなんですが、背中にプリントや刺繍が入っているものが好きなんです。
阿部:こっちの〈リー〉は前から持ってたの?
藤原:これは「フェイクアルファ」で買ったんですが、元々5万9,800円で売られてたんですけど、ずっと売れなくて、3万9,800円に値下げしてたんです。なんか悲しくなってきて、自分で買いました(笑)。
今野:この水色っていまは人気ないかもしれないけど、かなり珍しいよね。
藤原:そうなんです。
栗原:ちなみに〈リー〉の101-J(デニムジャケット)って最近売れてる?
藤原:やっぱり〈リーバイス〉のデニムジャケットには劣るけど、そもそも全然見つからない。古いのはもちろんのこと、44オーバーのサイズとかも探してるけど、見つからないんだよね。
今野:安く評価されてるから、手放さない人が多いのかもね。
藤原:可能性はありますね(笑)。そんなこともあり〈リーバイス〉以外のジャケットも面白いのはたくさんありますし、その中でもこういった刺繍物は一点モノなのでオススメしたいなぁと。
栗原:それだけ推しちゃうと、「ベルベルジン」に買取で刺繍モノのジージャンを持ってきた人に対して「いま人気がないんですよねぇ」って言えなくなるけど大丈夫(笑)?
阿部:「刺繍入ってないからなぁ」っていう時代がまたくるかもしれないね(笑)。
栗原:そうするとまた悪い人たちが後から刺繍を入れ始めるから要注意ですね(笑)。