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BACK TO BAG vol.3時代を思惟する、バッグについての10の事柄。
MONTHLY JOURNAL OCT.2020

BACK TO BAG vol.3
時代を思惟する、バッグについての10の事柄。

手回り品や仕事道具を持ち運ぶバッグは、誰もがひとつは必ず持っている必需品。ただ、機能性やデザイン性、サイズ感など、どこにウエイトを置くのかは、そのひとのライフスタイルや時代性によって変化しています。そこで、今回はバッグにまつわる、いま注目すべきトピックを10項目に絞って取り上げました。一口にバッグと言っても多種多様。バッグというモノを通して、現代、そしてこれからの生活様式が見えてくるかもしれません。

  • Photo_Yuji Sato
  • Styling_Atsuo Izumi
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Shuhei Wakiyama

TOPICS 7 吉田カバンが創業85周年。
記念アイテムを多数リリース。

創業当時から“一針入魂”の精神で、老若男女から愛され続けている「吉田カバン」は、日本のバッグ業界のトップと言っても過言ではありません。そんな「吉田カバン」は、この記事を読んでくれているみなさんが、まだ生まれていない(であろう)85年前の3月10日に創業しました。その周年を記念して、多数のコラボレーションアイテムが登場しています。直近では、ジーンズブランドの雄〈リーバイス®︎(Levi’s®︎)〉と〈ポーター〉のコラボレーションアイテムをリリース。アイコニックなアイテム同士が出会いました。

〈リーバイス × ポーター〉ジャケット¥49,000+TAX(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)

ローンチされたのは、〈ポーター〉の代名詞である「タンカー」の素材を使ってつくられた、「タイプⅡ トラッカージャケット」。そのトラッカージャケットのアイコニックな胸ポケットは取り外し可能なポーチとなり、ストラップを装着すればショルダーバッグとして使用可能です。光沢感のあるナイロンツイル素材と裏地のレスキューオレンジは、まさに「タンカー」に包まれているような気分を味わえます。裾の裏側には85周年を祝したタグも配され、特別感のある仕上がりです。

〈ポーター〉2WAY ボストンバッグ[W41×H26.5×D15cm]¥75,500(吉田 03-3862-1021)

〈ポーター〉ショルダーバッグ[W28×H20×D12cm]¥46,500(吉田 03-3862-1021)

〈ポーター〉ショルダーバッグ[W33×H18×D10cm]¥41,000(吉田 03-3862-1021)

〈ポーター〉ショルダーバッグ[W15.5×H19.5×D4cm]¥29,500(吉田 03-3862-1021)

〈ポーター〉ウエストバッグ[W29.5×H17×D2cm]¥37,500(吉田 03-3862-1021)

吉田カバン創業85周年記念アイテムは、〈シュタイフ〉のテディベアや〈白山眼鏡店〉に依頼した別注モデルなど、各業界を代表するブランドとのコラボレーションアイテムがリリースされています。その中でも注目したいのが、“レザーの風合いが好きなひとにもっと気軽に持てるシリーズがあったら”というコンセプトのもと、2004年にリリースされて以来、定番として人気を博している「フリースタイル」シリーズをアップデートした、「ポーター フリースタイル ダイニーマ®︎ レザー」シリーズです。

「フリースタイル」は高密度に織り上げた10号キャンバスの表面にポリウレタンを圧着したレザーのような質感の生地を使用していますが、「エコーレザー」社が開発した「ダイニーマ®︎ ボンデッド レザー」を、日本のバッグブランドで初めて採用しています。世界最強の繊維とされる「ダイニーマ®」と牛革をボンディング加工して生まれたこのハイブリッドレザー。鉄の15倍ほどの強度を持ちながら、水に浮くほどの軽さを兼ね備えています。アップデートして生まれ変わった「ポーター フリースタイル ダイニーマ®︎ レザー」シリーズもぜひチェックしてみてください。

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