「さり気ないこだわりの詰まった、セカンドタイプ」

1950’s Edward H.Bohlin TYPE-2 LEATHER JACKET
藤原:これ、すごいですね! しかもハンドメイドじゃなさそう。
今野:そうなんだよね。ちゃんとタグも付いてる。

阿部:ハリウッドの会社なんだ。
栗原:もしかしたら衣装系のブランドかもしれませんね。
阿部:なるほど。年代はどのくらいかな。
栗原:タグのデザインから推測すると、50年代くらいじゃないですかね。
今野:縫製にも結構こだわっていて、シャツみたいに縫針が細いのもポイント。
阿部:これはいつ手に入れたの?
今野:3年くらい前に大阪の「ボウ&アロー」のオーナー・遠藤さんから譲っていただきました。
藤原:確かに遠藤さんが好きそうなデザインですよね。

栗原:ウエスト背面にアジャスターを付けない代わりにフロントの一番下のボタンも付けず、開けて余裕ができることで着易い仕様になっているみたいですね。
今野:付けられた形跡もないし、そうかもしれないね。

阿部:〈リーバイス〉のファーストタイプを模したレザージャケットは稀に見かけるけど、このタイプもかなり少ないよね。
藤原:〈ヘラクレス〉のやつですよね。あれ、いまかなり高騰してるみたいですね。
今野:ホースハイドのやつだと思うけど、コンディション次第で100万オーバーだよね。
藤原:弾数でいえば、このジャケットの方が少ないですよね。お店によっては、結構高くつけそうです。
今野:確かに。