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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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The first half '11

2011.07.12

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いやはや、すっかり忘れていたというわけではないのですが、この作業、じつは結構億劫ななので正直躊躇していたというか...まぁ誰かと相談できたら一番良かったんですけどね(苦笑)。

まぁそういうわけにもいかなそうなので、ここはひとつ奮い立たせていってみますかね!

...という事で、今年1月から6月末までの上半期に劇場で観た122本の中から選んだあくまでも僕的「2011年上半期ベスト10」を発表してみたいと思います。

せ〜の、ジャジャン!

  3)127時間

で、恒例のいい訳(笑)。

1位は文句無しの「水曜日のエミリア」。
My best of ナタリー・ポートマンであり、まさに渾身の一作。ご主人役のスコット・コーエンが紡ぎだす後半以降のラインが爆発的にいい!誰もが被害者ヅラして己の主張を貫こうとするこの世知がない世の中で、受け入れる事、許す事の大切さにハッとさせられます。

2位の「イヴ・サンローラン」は正直1位にするか悩んだほど。自分自身が大好きだったファッションを、その時代を、鮮明に思い出させてくれたまさに原点のような作品。もしこの作品に記録されている愛情や優しさがファッションやそれを取り巻く環境になかったら、VISIONAIREに加わる事もなかったし、このブログを書かせて頂く事もなかったでしょう。

3,4,5位と先月観たものなので単純にその分インパクトが残っているから的に思われがちですが、一応自分の書いた全ての記事を読み返した上でのランクインなので悪しからず。

まずは3位の127時間。個人的には全く魅力を感じないタウンユースのアウトドア?ワイルドとはスタイルではなく、権利につきまとう義務だといいう事を教えてくれるでしょう。それはエセネイチャリスト君たちが主張する以上の、本域で生きるという現実を...

ブラック・スワン現象とでもいうかのように、軒並み過去の出演作が公開されているナタリー・ポートマンですが、ま、ここではさておくとしてこの「メタルヘッド」はそのタイトルからもヘヴィーメタルなB級映画を想像しがちですが、ダスティン・ホフマンが出演していてもおかしくないほど比喩的な表現でモラルとは何かを追求しているような真っ当な映画。

お次は5位の「ロシアンルーレット」。あまりこういうパニック系の自分を忍耐力を試されるような作品は好きではありませんが、小粒ながら蒼々たる面々がこぞって出演している(したがったであろう?)理由が良くわかる傑作。スクリーンに開いた無数の穴に吸い込まれるかのような緊張感に終止包まれる事でしょう。テンポもいい。

結構ダークホース的なのが「ジュリエットからの手紙」。最近この手のラブコメ的なものはアストン・クッチャーなりラブコメとは無縁そうなビッグネームの女優さんが出てこそみたいな変なトレンドでもあるかのような状況の中、誰もが可愛いと思う訳ではないであろうアマンダ・セイフライドが主演でこの可愛さですから、どれだけこのお話が素敵なのかはお分かりいただけるかと...って期待していなかっただけにビックリ!とにかく本当に可愛くて素敵なお話です♪

7位の「ソウル・キッチン」は珍しくドイツ映画のランクインですが、ブログを読み返すと今本当に自分が挑戦してみたいのはこれなんじゃないかなと思える作品。仲間がいてパートナーがいて大切な人がいる、そして一緒に叶えたい夢がある。なんかいいなぁ...としみじみ思ってしまう作品。もっとも子供の頃からの夢の延長でもあるんですけどね(笑)。

8位は「ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー」。正直誰だそいつは的な人も多いでしょうが、これを観ないのはただの偏見。MJの「THIS IS IT!」を観て感動したならば間違いなくこれだってイケるはず。だってそもそもあれ観た半数以上の人が死ぬまでそこまで興味なかったでしょう?その点JBは生きている。その若さ、その勢いには目を奪われます。That's American entertainment! 実際これ観て武道館行ったんで。ハイ。

9位。これはほとんど反則技に近い作品。後半なんて涙を通り越して嗚咽の域。去年も必ずランクインしている韓国映画ですが映画作りへの情熱と真剣さを真っ向からぶつけられる気持ち良さがあります。

そして最後の10位は「ザ・ファイター」。今回の中では一番のメジャー作品ですが、個人的にはゴシップ誌の見出しかと思うほどの意外な人の意外な演技や新しい領域への挑戦ばからりが先行しがちな昨今、他のどのアカデミー候補作よりも普遍的かつ魅力的に思えたのがその選考理由です。

なんかこうして並べてみるとあまりメジャー作品がないような、ちょっと渋めのチョイスになったような感が否めないのですが、実際の所はそうでもないんですよね。10位以降は結構メジャー作がひしめいている。

それほど小粒ながら珠玉な作品が目立った半期だったのかもしれません。

...という事で、明日はめずらしく10位以降にランクを付けて発表してみたいと思います(笑)。

乞うご期待!?
でもやっぱりお一人様はつまんないな。

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