FEATURE
文化、伝統、誇りが交差する、11枚のW杯ユニフォーム。
Eleven Nations, Eleven Stories.

文化、伝統、誇りが交差する、11枚のW杯ユニフォーム。

近年、フットボールの代表ユニフォームは各国の歴史、伝統、美学、威信、価値観、民族性、国民意識、時代の空気感を映し出す“文化のキャンバス”へと進化。だからこそ、ユニフォームを見ることは、単にフットボールを楽しむだけでなく、“世界各国のカルチャーを知ること”にも繋がっているのです。

今回は、「FIFA ワールドカップ 2026」に向けて発表されたユニフォームの中から、とくにデザイン性や文化的背景に優れた11カ国をピックアップ。優勝候補のフランスやアルゼンチンから、日本、ニュージーランドまで、現在のFIFA世界ランキング順に紹介します。強さだけでは測れない、それぞれの国のカルチャーやアイデンティティを纏った11枚から、W杯の新たな楽しみ方を探ってみましょう。

  • Photo_Hiroyuki Ozawa
  • Edit & Text_Riku Ogawa

6. メキシコ(15位)

ホーム ¥13,200
(サッカーショップfcFA)

第1回大会の参加以来、ヨーロッパと南米を除く地域の中でW杯最多出場を記録している北中米の強豪メキシコ。スペイン語で“3色”を意味する“エル トリ(El Tri)”の愛称で知られる彼らは、国旗に使用されている3色のうちの1色であり、独立や希望を意味するグリーンをホームのベースカラーに取り入れることが多いのですが、今大会では4年ぶりに復活しました。ボディの前後には、古代アステカ文明時代の石彫“太陽の石”をモチーフとした文様を落とし込んでおり、これは1998年フランス大会で同国代表が着用した伝説的なユニフォームがサンプリング元。しかし生産を手掛けるアディダスは、メキシコ国立人類学歴史研究所などと正式な対話を重ねながら、文化的背景へのリスペクトを重視。その結果、“太陽の石”を直接転用するのではなく、メキシコサッカー連盟のシンボルである鷲を組み込んだオリジナルの文様へと再構築されています。伝統を参照しながらも、現代的な解釈によってアップデートされた一着は、まさに“カルチャーをまとうユニフォーム”です。

INFORMATION

サッカーショップfcFA

住所:東京都墨田区押上1-48-2
電話:03–5637–8068
時間:11:00〜18:00
HP
Instagram:@fcfa_japan
X:@fcFA_JAPAN

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